月別アーカイブ: 2017年6月

イカ船出漁とき

函館や江差方面では、イカの漁獲が少なくて大変だというニュースが流れている一方、岩内の市場では今週は連日数千箱の水揚げがされています。

28日は船数で47隻、6,000箱も上場されていました。おかげで岩内港は船がたくさんで活気があります。仲買や市場職員の人たちも、早朝から大忙し。ただ、漁がなくて愚痴を言うよりはいいと皆思っています。

夕方4時頃に港に行ってみる事をお勧めします。港に停泊していたイカ船が一斉にエンジン音を高く鳴らしながら港を出ていく様は圧巻です。

岩内神社まつりまではこの豊漁は続くと思いますが、どうなるかはわかりません。海の事は海に聞いてくれ、ですね。ある職員さんが「イルカの群れがイカを追ってきている」と言ってました。

珍しい魚の上場

岩内町の市場に行ってると、たまに珍しい魚を見かけます。先週土曜日と今週月曜日にひときわ目を引く大きな魚がありました。「イシナギ」だそうです。今となっては高級魚。

体長1mちょっと。重量は土曜日が43kg。月曜日が36kg。背びれなど棘々しく、うろこ一枚もギターのピックのように大きくて堅いものでした。盃漁協から運ばれたもの。

この魚を見て、年配の方たちから「イシナギ」と教えてもらいました。地元では「オウヨウ」と呼ばれているようで、昔は神恵内沖で獲れて、岩内への陸路がない時の定期航路「神恵丸」で船に積むのではなく、ロープでくくりつけて引っ張って運んだという事です。

今の時代、ネットで調べるといろいろ出てきますが、このように昔の事をよく知っている人たちからいろいろな事を教えてもらって記述しておくことも大切かな、と思いご紹介しました。

朝霧の岩内

5月から6月にかけて、朝はどんよりした雲が低く立ち込めていることが多いですが、実は山から見ると雲海になっている事が多いのです。

だからと言って、雲が立ち込めている山に登れと言っているわけではありません。日が長い今ですから、早起きして散歩してみると意外な風景が広がっているのを見ることができます。

写真は岩内町からすぐ隣の共和町西陵小学校の近くの風景です。朝の太陽を霧を通して見ると何とも幻想的。街に立ちこめていた低い雲も少し時間が経過すると場所を変えています。

やっぱり早起きは三文の得。いい景色だと思わなければそれまでですが、こんな景色を当たり前に見ることができる場所に住んでいることは、有難いことだと最近思うようになりました。

ナマコ漁始まっています

岩内の市場はイカが多く水揚げされるようになり、活気づいています。6月16日から漁が解禁になったナマコ漁も本格的になり、入札では高値が続いています。

この10数年の間で値段が約10倍になったナマコ、漢字で書くと「海鼠」。なぜこんなに高くなったかと言えば、中国での需要があるから。昔はあまりに売れずに、市場で押し売りをされたものです。

漁法はケタという大きなフォークにネットと鎖がつけられたようなものを砂地の海底に落として引きずります。浮き上がったナマコがネットに入るという仕組み。ただ、表面が擦れてしまったものは、商品価値がなくなってしまうので、入札にはかかりません。海水に入れておくと自己再生します。

漁協では漁師さんの漁獲割当というのを自主的に決めています。岩内のナマコは選別がいい、イボイボが立っているなどの理由で周辺の地区に比べて高い値で取引されています。漁期は7月末まで。

今日は夏至です 2017年

暦を見ると本日は夏至。一年で日が昇っている時間が一番長い日。職業によっては有難く感じる人もいることでしょう。

朝も窓の外が明るいと起きやすいし、仕事が終わった後にランニングをすると、まだ明るいうちに戻って来ることができるのはありがたいです。ただ、花火を楽しむには暗くなってからなので、遅い時間になってしまいますね。

サマータイム導入の話は今ではめっきりなくなってしまいました。一部の職場だけでやってもダメで、やるなら全国的に。明るい時間がもったいないと強く感じるようになったのは年を取ったせいでしょうか。

写真は最近の夕景です。岩内の夕焼けは写真の上手な方がたくさんUPしていますので、何気ない岩内の風景ということで。7時過ぎのもので、日が落ちる場所もこれからどんどん西に移っていきます。

岩内岳から見える水田とビニールハウス

岩内町のお隣、共和町は農業の町。広い面積に水田やらいでんメロン、スイカの畑が広がっています。車からですと、そんなに感じないのですが、山の上から見ればそれを実感できます。

写真は18日の早朝岩内岳から撮影したものです。少し霞んでいたので見えにくいかもしれませんが、望遠で見ると、水田に水が張られているのと、ビニールハウスが光に反射しているのがよくわかります。

もちろん、円山展望台からでもその様子はわかりますが、高いところに行けば、それだけ光の反射が強くなるので、わかりやすくなります。

いつも岩内に住んでいて、岩内岳に登ったことのない方、本当に水田やビニールハウスがよく見えるのか、確かめてみませんか?

 

らいでんスイカの初競り2017年

6月13日の朝、札幌と小樽の市場で今年初の「らいでんスイカ」がセリにかかかって、二玉で20万の値がついたとニュースで流れていました。

この値段は、私が記憶する限りでここ数年同じ。いわゆるご祝儀相場のようなものですね。小樽も札幌も同じというのも定番のようです。

水産では大間のマグロの正月初競りが有名ですが、あれはシナリオがない値段が付きますね。そうしてみると、農耕民族と狩猟民族の違いのようなものを、農家さんと漁師さんに感じます。

らいでんブランドもすっかり安定した証拠でしょう。私たちの口に入るのはもう少ししてからでしょうかね。やはりスイカは暑いときに汗を流しながら食べる風景が似合いますね。

2017年のイカ漁が始まりました

6月からイカ漁が解禁となり、岩内の市場でも久しぶりにその姿を見ることができました。漁期は12月まで。ここで言うイカとは、「スルメイカ(真イカ)」を言います。

昨年、イカ漁の極端な不漁から、市場の値段が暴騰した事は記憶に新しい事。11月は岩内沖だけが漁がまとまり、各地からの引き合いがあってちょっと前からすると10倍の値段まで跳ね上がりました。

例年、この6月に獲れるイカは小型で安値。刺身ではなく、イカ飯や煮つけにするのが主流ですが、先日のセリを見る限り、昨年の高値がそのまま引き継がれているといった感じです。

それにしても、イカだけでなくサケやサンマの不漁。原因がはっきりしないというのが、何とも日本らしい姿。科学的な分析と対策は急務です。ということで、値段はさておき、漁火とイカ刺しの季節到来となりました。

北海道ご当地ラーメンPRラリー

ちょっと遅くなりましたが、「北海道ご当地ラーメンPRラリー」というイベントをご紹介します。北海道の個性的なラーメン屋さんがタッグを組んだスタンプラリーです。

道の駅のスタンプラリーは今では旅のついでにというよりも、スタンプラリーそのものが目的となった感があります。その成功にあやかって、いろいろなスタンプラリーが登場していますが、やはり北海道と言えば、ラーメン。

室蘭カレーラーメン、芦別ガタタンラーメンなどの中に、ここ岩内町では天ぷらラーメンがささや食堂さんとぼたん食堂さんの2軒でエントリー。スタンプラリーの抽選の景品には、岩内町の特産品詰め合わせ。それには一八のギフトセットが用意されています。

期間はゴールデンウイーク前から始まっていて、2017年10月29日まで。景品の写真を見る限り、岩内がダントツでいいぞと思ってしまうのは、商品内容を知っている私だけでしょうか?皆さま、チャレンジを!

 

 

6月から変わった事って・・はがき料金

6月からはがき料金が52円から62円に値上がりになりましたが、皆さんはもうお使いになりましたか?

この文章を読んでいる皆さんは、PCやスマホを使うことに慣れている方。当然メールやラインなどでのやり取りは日常当たり前のようにしていますね。でも、中にはご挨拶等を丁寧にはがきを利用される方もまだいらっしゃいます。

はがきが62円になって、私の妻は「ようやく出番が回ってきた」と言いました。何のことか?我が家には、消費税が初めて導入された1989年から適用されていた手紙料金用の62円切手がたくさん残っていたのです。

せっかくですから、私も地方のお客様への礼状等は岩内町の絵葉書を買ってきて、残っている62円切手を使う事に致します。キーボードのタイプばかりではなく、文字を書かなくてはね。