作成者別アーカイブ: 北のお魚大使

北のお魚大使 について

北海道の岩内町で生まれ育ち、大学、社会人の10年間を東京で生活。現在は家業の水産加工業を継いで3代目。 魚を食べることの大切さ、美味しさを知ってもらいたい。2009年に北のお魚大使の受験に合格。称号を頂きました。 岩内町のことももっと知ってもらいたい。そんなことから、このブログを始めました。季節の変化と岩内町をいろいろな視点から情報発信しています。

ナナカマドの実とカラス

 岩内町の町木でもあるナナカマド。秋には葉っぱが真っ赤に色づき、その後は赤い実がぶら下がっています。

 その実は別名「カラスの実」。冬になると、カラスの餌となるものが少なくなってきます。カラスも生きるために必死。でも、ここで疑問が浮かびます。なぜナナカマドの実がなった秋に全部食べちゃわないのだろ?

 実が熟しておいしくなるまで、口をつけないのでしょうか?本当に他に食べるものがなくなったときの非常食としてとってあるのでしょうか?どなたかわかります?

 昔は水産加工場の周りには、たくさんのカラスの餌が転がっていました。でも、現在は衛生問題から、絶対に工場周辺に餌となるものは出さないようにしています。猛吹雪の翌日、町中が真っ白になったときに、ナナカマドをつつくカラスの姿が印象的でした。

今年は岩内町に日ハム応援大使

 北海道に日本ハムファイターズが移転して昨年で10年。日ハムの選手が10年かけて北海道内全ての市町村で地域住民と交流を図り、まちおこしに寄与していく「179市町村応援大使」というプロジェクトがあります。

 2014年の今年、岩内町にその順番が回って来ました。選手は斎藤祐樹投手(背番号18)と谷口雄也外野手(背番号64)。いわない道の駅には、二人の等身大パネルとサイン入りユニフォームの額が展示されています。額がなかなか立派なものでして、実物はいわない道の駅に来てご確認ください。

 斎藤祐樹選手は入団当時は人気沸騰していましたが、昨年怪我で活躍出来ませんでしたね。岩内町民も斎藤選手が応援大使と決まり、静観している感じです。やはりプロですから、「活躍してなんぼ」の世界。苦しい時を乗り越えて努力する姿を見せられれば、おのずと応援したくなるものです。

 さて、二人は岩内町とどんな形でかかわっていくのか、楽しみな一年です。一度だけの来町、形だけの応援大使にならないよう、二人にとっても何度も訪問したくなる岩内町でありたいものです。

2014年年始、静かな町と荒れた天気

 お正月休みも終えて、いよいよ新年の仕事がスタートします。皆様はお正月休みで体もリフレッシュしていますか?それとも逆に休み疲れになっているとか?

 弊社の女工さんたちは、ほんとに良く働いてくれます。岩内は女性で持っている町だと私は思っています。その彼女たちが正月明けに言う言葉、「仕事しているほうが、疲れない」。なぜって、殿方たちは、なにもせず食って飲んで寝るだけ。後片づけも手伝わない。とのことです。私?し~らないっと。

 天気はずっと悪く、元旦は雷が鳴るような不安定でした。風も強かったので、ニセコのスキー場もリフト、ゴンドラが止まったりして、人の出も少なかったようです。

 5日は札樽道が雪の影響で通行止めになったり、交通機関にも影響があったようですが、岩内に帰省されていた皆さんは、無事に帰路につけましたでしょうか?

 自然のなすことですから、「しょうがない」と言い、じっと我慢している雪国の人達。不平を言わず、上手に自然と付き合っている人達。何かいいことありますよね。きっと。そう思いながら、今年もお仕事がんばりましょう。

 写真は、岩内港に停泊中のイカ釣り漁船です。昔は、ゴテゴテの大漁旗がなびいていましたが、年々質素になっているように感じます。

 

岩内町の人口について

 岩内町の人口が減少しているのは、皆様もご存知でしょう。都市部周辺地区とは違い、過疎化はやはり進んでいます。2013年11月末の記録では、現在の岩内町の人口は14,161人。

 私が小学生だった頃は、人口が少しずつ増え続け、このまま増えて3万人を超えれば、町から市になるなんて話題が良く聞かれたものでした。1975年の国勢調査の記録では25,833人。これがピークで減少しているようです。

 毎月の広報には、人口が前月比、前年比でいつもマイナスの印がついています。このままでは、平成30年には12,000人になるという研究結果も出ているようです。

 岩内出身の皆様、この人口減の問題は、解決策が簡単に出るものではありません。高齢化や都市部への集中が進む現在、致し方ない現実でもあります。ただ、この現実は知っておいてほしいなと思い、書かせていただきました。

 お正月、たくさんの帰省の車が岩内に入っています。岩内から旅立った人達がこんなにたくさんいるのかとも感じました。お正月早々、明るい話題でなくてごめんなさい。写真はもちろん、岩内町雷電の刀掛岩。人口の話題と関係ないですが、かつてここもたくさんの人でにぎわっていたものです。

 

2014年あけましておめでとうございます

 新年あけましておめでとうございます。

 いつも私のブログをご覧いただきまして、ありがとうございます。今年も岩内町のことを始めとして、いろいろな話題を書かせていただきます。隔日ではありますが更新していきますので、よろしくお願いいたします。

 さて、写真は岩内町の広報2014年1月号の表紙です。午年から「駑馬十駕(どばじゅうが)」という言葉を紹介しています。足の遅い馬でも10日にわたって車を引き続ければ、速い馬にもおよぶということ。才能に乏しい者も、何か目標を持って、それに向かってたえず努力すれば、やがて才能のある者と肩を並べることが出来ると言う意味があるそうです。

 私はこの言葉を知りませんでしたが、いい言葉ですね。私のように才能に欠ける者は、一発逆転なんてことはやっぱりなくて、コツコツと努力しませんとね。今年はこの駑馬十駕という言葉を唱えながら、仕事にマラソンに励むことといたします。「馬の耳に念仏」にならないようにしなくっちゃ。

2013年 今年もありがとうございました

 今年もいろいろあった2013年。皆様にとって、今年はどんな年だったでしょう?私は公私ともに、今年も走りまわった一年だったなと感じています。

 商売は、決して一人で成り立っているわけでなく、従業員、お客様、お取引先、さまざまな関係者に支えながら出来ています。そんな皆様に一年間の感謝を申し上げます。「ありがとうございました」

 写真は、岩内町の通称「アスパラの坂」。山側から海側に向けて撮ったものです。(12月28日19時頃)。岩内町の中心街ですが、昔を知っている方には、大晦日間近なのに、しめ縄販売の臨時露店もないし、車の駐車も少ない。さみしいなぁ~と感じられるかもしれませんね。

 愚痴を言うのは簡単。岩内で商売をしている以上、少しでも岩内が元気になるようにがんばらないと。このブログを読んでくださっている皆さんは、岩内町の応援団、一八の応援団ですものね。一年間、ありがとうございました。

年末年始の営業についてのお知らせ

 今年も残りわずかとなって、あわただしい日々が続いていると思います。本日が仕事納めという方もいらっしゃるでしょう。弊社の年末年始の営業について、お知らせいたします。

 平成25年12月は28日(土)は、5時まで営業しています。29日日曜日は4時まで。30日(月)は午前中までの営業となっています。年始、平成26年1月は6日(月)から営業となります。

 まったく関係のない写真ですが、いわない道の駅にある、昔の「たら丸くん」です。先日、事務所に伺うと、テーブルに長靴を脱いだたら丸くん。年末の大掃除で、ディスプレイしてあった「たら丸くん」も大掃除、いえ大洗濯、いやいや、魚だから何て言うんだろ?

 本業の忙しさも終盤となり、たら丸くんにならい自宅も会社も大掃除しなくちゃね。話があちこち飛んでしまいましたが、30日午前まではお店を開けていますので、お待ちしております。

願い結び数の子

  いよいよ今年もあと一週間となってしまいました。暮れから新年にかけて、皆様の食卓ではたくさんのご馳走が並んでいると想像しております。そんなご馳走の一つに、一八の商品がお役に立てることが出来れば、何よりと感じます。

 釣たらこ、数の子も在庫も一時は底をついてしまいましたが、工場も皆がんばって作りました。まだ足りなかったというお客様、なんとか間に合うと思いますので、お問い合わせ願います。

 さて、年末ジャンボ宝くじを毎年お買いになっているお客様用、数の子レシピのご紹介です。その名は「願い結び数の子」。

 日本には、結び料理という「縁を結ぶ」意味を持つ調理法があります。もしかしたら、ニンジンの紐で結んだ結び数の子が、宝くじとの縁を結んでくれるかも。赤いものには、くじ運をアップさせる力があるそうです。(レシピ集のコメント)

◆材料 ・数の子 4本  ・人参(幅2mmの薄切り) 4枚  ・昆布 2cm角  ・塩 小1/2

◆作り方
 1.鍋に水1カップを入れ、昆布を入れておく。人参はカツラ剥きの要領で薄く剥き、細いひも状にする。
 2.昆布の鍋に塩を入れて火にかけ、沸騰したら人参を加えて2分茹で、冷水にとって冷まし、水気を拭く。
 3.数の子に思いを込めながら人参紐を結ぶ。

 このレシピで宝くじが当たったら、是非お知らせください。では皆様、Good Luck!

 【レシピ、写真:カナディアン・パシフィック・カズノコ協会提供】

岩内町2013年10大ニュース

 毎年行われる岩内町の10大ニュースの選考。新聞で発表になっていましたので、ご紹介いたします。結果はいずれも順当という感じですが、できれば明るい話題が半分以上を占めてほしいですね。

  1. 役場新庁舎着工。
  2. 協会病院長退任。急患受入一時停止。
  3. 交通事故死ゼロ、1982日でストップ。
  4. 中央小閉校記念式典開催。
  5. 豪雨、落雷で630戸停電、住宅1軒床下浸水。
  6. いわないあきんど市開催。
  7. 岩内郡漁協役員総辞職。
  8. 原発再稼働にさまざまな声。
  9. 運動公園「たら丸遊具」新調。
  10. 岩内高校生が海洋深層水利用し「ニシンサンド」開発。

 商工会議所会頭や岩内町長などの選考委員6人が選ぶというもの。町民からの応募を受け付け、最終的に選ばれたものと一番近い上位者には図書券などが贈られるそうです。

 新聞によると、32通の応募。昨年も32通。ということは、毎年同じ人が応募?。これって、ちょっと残念ですね。現在の人口が14,182人(2013年11月)、32人は0.2%にすぎません。岩内町ホームページにも、今現在10大ニュースがアップされていないのも、残念です。

 ということで、岩内町の話題は、私のブログから知ってね。つきましては、一八の商品ご購入を・・・・

 写真は1位のニュース、岩内町役場新庁舎の現在の建設中、北から南の様子です。

 

ニセコいわない国際スキー場オープン

 ニセコいわない国際スキー場2013-2014シーズンが始まります。オープンの3日間、12月21日(土)、22日(日)、23日(月・祝)は、毎年恒例のリフト無料開放となっています。

 バブル期にあった4人乗り高速クワッドリフトは、もう二度と動くことはなくなってしまいました。現在は、ペアリフト1本のみの営業です。それでも、各地の自治体運営のスキー場が続々と廃止となっているのに、いわないスキー場は存続しています。

 スキー場をなくしてはならないという有志による運営、食堂皿洗いなどのボランティア、遊休ゲレンデを利用したキャットツアー(雪上車で上がって、深雪を滑る)の成功などで、成り立っています。

 私たちは観音山のロープ塔世代で、冬のスポーツはスキーしかなかった時代。私より若い世代は、皆このいわないスキー場にいろんな思い出を持っているのでしょうね。年をとっても、スキーはやっぱり楽しいです。と言いつつ、私は年内はスキーどころではありません。しっかり働きます。