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北のお魚大使 について

北海道の岩内町で生まれ育ち、大学、社会人の10年間を東京で生活。現在は家業の水産加工業を継いで3代目。 魚を食べることの大切さ、美味しさを知ってもらいたい。2009年に北のお魚大使の受験に合格。称号を頂きました。 岩内町のことももっと知ってもらいたい。そんなことから、このブログを始めました。季節の変化と岩内町をいろいろな視点から情報発信しています。

岩内町水産研修センター

 岩内町が漁業と水産加工を支援する意味で建設した、「水産研修センター」。現在この施設はすでに使われておらず、日本海岩内海洋深層水の取水施設である、地場産業サポートセンターにその機能と設備が移りました。

 初代の所長は岡崎さんと言う方で、北海道大学出身、それも岩内出身でない面々がその職員として働いていました。加工に用いる薬剤の残存検査をしてもらったり、商品トラブルの原因解明を手伝ってくれたり。

 道立でのこのような研究機関は存在しますが、町立での施設というのは、珍しいケースだったと思います。その後、海洋深層水事業が始まり、施設は閉鎖。地場産業サポートセンターへ引っ越しとなったわけです。

 時代とともに漁獲が減り、水産加工業の数も減ってしまったのは、なんとも皮肉なものです。ちょっとブルーな内容?建物の老朽化を見ると、どうしてもね~。そのかわり、地場産業サポートセンターを見てください。立派だわ~。

久しぶりの青空

 ほぼ2週間ぶりに晴れの空が広がりました。ゴールデンウイーク中は見事なまでに、どんよりした曇り空と雨。気温も低いままで、人の動きも低調に終わってしまいました。

 皮肉なことに、連休が明けた7日に青空が広がりました。久しぶりの青空なので、ちょっとまぶしいと感じるほど。白い山がくっきりと浮き出てきれいな風景が見えます。

 7日、午前中はどんよりした天気。日中にかけて少しずつ空の青い部分が広がって、夕方にはほぼ快晴状態となりました。真冬でもここまで曇り空が続いたのはないと天気予報で言ってました。

 今週は気温も少しずつ上昇するとのこと。ようやく桜の開花予想ができる時期となりました。さて、岩内町の桜の開花はいつでしょう?

岩内共和道路はまだ工事中

 岩内町から共和町までのバイパス道路の建設が進んでいます。旧国鉄岩内線跡地を利用した自動車専用道路です。

 写真は、岩内自動車学校から発足方面へ進んだところ。写真撮影に立ったところが現在作られている道路で、左側車が走っている道路は、国道229号線です。

 曇り空でちょっとわかりにくいかもしれませんが、この少し先は、左に積丹半島への海岸線へ。右の建設中の道路は共和町前田方面へと分かれます。

 岩内に関係のない方にとっては、どうでもいい風景でしょうが、住んでいる私たちや、国鉄を使っていた世代にとっては、「国鉄跡地が道路か・・・」と感慨深くなるのです。

 この新しい道路、車では走れませんが、私はランニングで走らせてもらいました。ちなみにこの写真の区間だけですよ~。

曇り空の鯉のぼり

 大型連休もいよいよ今日でおしまい。「また現実に戻るのか・・・」とため息をついていらっしゃる方もたくさんいると思いますが、元気を出していきましょう。

 最近、鯉のぼりが泳いでいる姿がめっきり少なくなりましたね。少子化で子供が少なくなったこと。泳がせる大きな柱がないなどの理由からでしょうか。実際、我が家でも、10年前まで立てていた時は、ベランダにくくりつける小さめのものでした。

 大きな鯉のぼりは、青い大きな空が似合うのですが、今年は残念ながら天候に恵まれない大型連休となってしまいました。たまにはこんな年もあるさと気持ちを切り替えて、夏休みに向かってお仕事をしましょう。

 写真はいわない道の駅前で泳いでいる小さな鯉のぼりです。ドライヴしながら、こんなちっちゃな変化もお楽しみください。

マラソン大会での写真撮影

 近年のマラソンブームは、経済効果としてもかなりのものになっています。人が多くなれば、それだけビジネスチャンスが出てくるというのです。その代表的なものに、スポーツイベントで写真を撮り、販売する商売が大きくなりました。

 2週間前に出た伊達ハーフマラソンでは、合計4社のチラシをもらいました。それぞれがインターネットでホームページを開き、自身の写真を検索できるようになっています。

 短時間の間によくも整理できましたねといつも感心します。ゼッケンの数字を入れると、数千枚の中から、自身が映っている写真だけが検索して出てくるのですから。

 30数年前、東京在住時代に横浜マラソン10kmに出たことがあります。その当時はインターネットがない時代。大きな冊子が送られてきて、インデックスから選んで郵便で申し込みをした記憶があります。それに比べれば、今は写真もデジタルですし、やりやすくなっているのでしょう。

 PCの画面に出る写真は解像度が低く、その会社のロゴが入っていたり、DO NOT COPYなどというメッセージ入りとなっているために、コピーできないようになっています。

 走っている最中にカメラを向けられて、ランナーのみなさんはどんな表情を作りますか?私は最近ランニングフォームよりも、一緒に写っている人達の表情のほうが興味があります。

端午の節句は『べこ餅』

 端午の節句の食べ物は、岩内町では柏餅ではなく圧倒的に「べこ餅」。東京出身の妻が岩内に来てカルチャーショックを受けたいつくかの中に、この「べこ餅」の存在があります。

 私はべこ餅が端午の節句に食べるものというのは最近気がつきました。それほど岩内の人間にとっては、「べこ餅」は身近な存在です。

 白と黒のツートンのものが多いですが、岩内では黒一色のものが多いと思います。牛の事を「べこ」と言うので、べこ餅の由来は白黒のホルスタインからきているという見方が一般的ですが、岩内の一色の事を考えると、べっ甲からの由来ではないかと思ってしまいます。

 写真は岩内の老舗さんまるの団子屋さんのべこ餅。経木に包まれ、本物の笹の葉の上に乗っていて、これぞ伝統といった雰囲気を出しています。形が葉っぱ模様ともう一つ丸みを帯びたもの。どうしてかわかりませんので、今度さんまるさんに聞いておきます。

 どう?食べたくなったでしょ。シンプルな味がなんとも言えないです。おいで、岩内に。

第58回北海道大都会

 先日、東京で市場の会合があり、参加してきました。北海道大都会。北海道が大都会だって?いえいえ、大都魚類という会社名ですが、そこに荷物を積んでいる北海道の荷主たちの会です。

 弊社現社長が出席していた時代は、熱海の温泉で行われていました。20年前から私が出るようになったのですが、定山渓の温泉で行ったり、都内ホテル、近年は札幌市内でと変遷しています。30歳代で出席していたころは、周りに若い人が少なく、緊張して参加していたものです。

 今回は新聞に書かれているように、7年ぶりに東京で行われました。このような会合は形骸化していることは確かです。しかし歴史あるものをどのように残すかは、参加者次第というもの。

 連休だというのに、ちょっとお堅い話でしたね。会場は半蔵門のホテル。となれば、皇居まで200m。ならば、翌朝食前にドキドキの皇居デビューで2周ほどランニング。変な奴ですね、自覚しております。

まだまだ寒いけど。。

 写真は4月28日にランニングの途中で撮ったものです。場所、わかるでしょうか?共和町営牧場から降りてくる小さな道です。

 大型連休でいよいよ観光シーズン突入。たくさんの観光客が来町・・・・・のはずなのですが、ここまで寒いとさすがに人の動きは鈍くなってしまいますね。

 昨日も5℃以下の気温で、低温が続いています。事務所のストーブはまだ日中もついています。本州のほうでは20℃を越えているようですが、ちょっとうらやましいと感じます。

 とはいえ、ふきのとうもこうして元気に成長しています。桜の開花もちょっと暖かくなればすぐに訪れることでしょう。耐える時があるから、解放された時の喜びも大きくなるというもの。せっかくの連休です。体調崩さずお過ごしください。

たら丸の変遷が見ることができます

 1985年に岩内町の故・今井郁夫さんがデザインして生まれた「たら丸」。そのデザインの移り変わりなどを紹介する「大たら丸展」が木田金次郎美術館で開催されています。

 テレビ番組に2年続けて出たたら丸が、一躍全国区のゆるきゃらに。現在はいろんな町おこしなどにキャラクターが登場していますが、たら丸は先駆者的存在。28年の歴史をぜひ感じてください。

 たら丸のデザインは、この28年間で徐々に変化しています。最初は「気持ち悪い~」という声が多かったのも確かです。今はかわいらしい表情になっていますが、反面スケトウダラから離れてしまうのでは?という部分も。

 まぁ、お固いことはこの際抜きにして、連休後半は道の駅や美術館にも「たら丸」が出没しますので、ぜひ会いに来て、一緒に記念撮影をしてください。出没時間などの詳細は、いわない道の駅にお問い合わせください。 

地物のボタンエビ

 北海道で地物のエビと言えば、大きく3種類に分けられます。甘エビと称する「ホッコクアカエビ」。主として道東で捕れる「ホッカイシマエビ」。そして一回り大きなサイズの「ボタンエビ」。

 先日、岩内の市場に行くと、写真の通りおいしそうなボタンエビがセリにかけられていました。よく見ると、殻が傷ついているものがあります。刺し網にかかったものとのこと。

 ロシア海域で捕れた船内凍結ものというのが一般的な流通ですが、このように前浜で捕れたボタンエビは年にわずかしかありません。プリプリでおいしそうですね。

 よく北海道の人って、カニ、エビをいつも食べているんでしょ?なんて言われることがありますが、まったく違いますよ。運がよければ、この地物のボタンエビを岩内のお寿司屋さんで召しあがれるかも。まずは岩内にいらしてくださいね。