みなと新聞に身欠にしん特集掲載

 水産業界の専門紙、みなと新聞の5月11日付には、身欠にしんの特集記事が組まれています。下の写真は拡大することができないので、記事を読む事はできませんね。

 東北から北陸、関西にかけて、身欠にしんは今がたくさん売れる需要期になります。今年は各地で雪融けが遅れていて、身欠にしんと炊き合わせる山の幸が出遅れていましたが、ようやく動きが活発になってきました。

 身欠にしんは、農家の人たちとのつながりが大きく、昔は海のない地域の人たちにとっては、干して保存性のいい身欠にしんは、貴重なタンパク源でした。今でこそ、冷凍技術の発達によって、ソフト身欠の比率が高まりましたが、そのお料理方法は地域の食文化に根付いています。

 先日、ある本州の取引先に行って、20代の身欠にしんの担当者とお話をしたら、身欠にしんを食べた事ないと言われました。ヒェ~、お願い、食べてみて。きっとおいしさに気付いて、身欠にしんの常連さんになる事間違いなしですよ。

来週は洞爺湖フル2012

 来週の日曜日は、洞爺湖マラソン2012です。北海道で行われるフルマラソン最初のレースになります。他の大会同様、年々参加者が増えています。天気が良いと、残雪の羊蹄山が湖越しに見え、コースでは桜を見ながら走ることができます。

 地方での大会ということで、車で来る参加者が多く、ひと山越えた場所にある臨時駐車場に停め、そこから無料シャトルバスに乗って会場に行かなくてはなりません。毎回、温泉街をうろうろして駐車場所を探したり、温泉街にある小さな駐車場の警備の人に文句を言っている人を見かけます。走る前にそんなに怒るより、素直に遠くでも車を指示された通り止めましょうよ。

 昨年は、大会当日の早朝、コース後半での落石が発生して、半分から通行止め。フルマラソンができず、20kmに変更。ゴールから戻るバスを待つ人が、イライラしてボランティアの人に怒鳴り散らす場面があったことはあまりに有名。

 いつも思うのですが、怒りの先をボランティアの人たちに向けるのはやめましょう。現場の人たちは一生懸命にやってくれています。運営の不備については、役員の方たちに言えばいいのです。何かあったときこそ、役員さんたちは先頭に立って事態の収拾に向かうべきと思います。昨年は、現場をボランティアの女性に任せきりで、役員さんたちが、のんびりタバコを吸っている姿を見かければ、私でさえおかしいんじゃない?と思いました。

 そんな反省から、今年は気持ちよい大会運営になりますよね?私たちも怒らず、笑顔で参加しましょう!

雪捨て場の冬と春

 岩内町地場産業サポートセンター裏にある雪捨て場にあった雪は、ようやく消えました。写真は左が5月6日。右は2月27日のものです。

 ほぼ同じ場所から撮影したものですが、車の大きさから判断して、雪山の高さを想像してみてください。毎年のことなのですが、この雪が春とともに少しずつ小さくなって今度は雑草が生え始めます。

 年によっては、この雪捨て場だけで済む場合もありますが、ここが満杯になって、違う場所へ捨てることになる事もあります。雪が多い年だから雪解けが遅いというわけでもありません。4月の暖かさや降雨量によっても融け方が違います。

 毎年繰り返されるこの風景。冬の厳しさがあるから、春の暖かさのありがたみが余計に感じられます。北海道は今、冬から春へと脱皮している最中です。この季節をぜひ楽しみましょう。

日本経済新聞に掲載されました

 平成24年5月9日付の日本経済新聞に弊社の記事が掲載されました。『築け 食の大国』という水曜日の特集欄です。残念ですが、北海道版ですので、道外の皆さまはご覧になれません。
 
 日本産ニシンは脂分が少なく、身欠にしんに加工しても、おいしさでは外国産に劣るというのが一般的な見方です。その脂分が少ない事を逆にとらえ、発酵食品へ応用したのが、「にしんのおかげ」です。 “古くて新しいニシンという素材をうまく育て上げることが、地域振興にとって大きなカギを握る。” と記事では締めくくっています。
 
 取材の裏話ですが、この記事の取材を受けたのは、3カ月前の事。本来なら2カ月前に掲載されるはずが、毎週水曜日の掲載予定になると違った記事が入り込んで、掲載が伸び伸びになっていました。

 取材された I 記者は本州出身の方。ニシンと北海道の歴史的背景をあまり知らず、その辺りからの説明をしなくてはなりませんでした。いつも思うのですが、新聞記者の方って、おしゃべりが上手な方は少ないなと思います。別の言い方をすれば、だから文章を書くのが上手なのでしょうね。
 
 I 記者は、この記事が北海道在住時代の最後の記事だったとのこと。4月1日から東京へ行ってしまったようです。掲載ありがとうございました。東京での活躍を期待しております。

シラカバアレルギーの季節です

 桜が散る頃に、私のアレルギー症状が出てきます。その名も「シラカバアレルギー」。このブログでも何度か書きましたが、北海道ではスギ花粉ではなく、シラカバアレルギーなのです。写真は4月の道新アレルギー特集の記事です。

 シラカバは、見た目には樹皮が白くて北国を代表する美しさを持っていますが、その花粉により北海道ではシラカバアレルギーでくしゃみ鼻水の症状が出る人が多くいます。美しさとは裏腹で憂鬱の元になってしまいます。

 今でこそ、花粉アレルギーという言葉は当たり前ですが、私が子供の頃は、「すぐに風邪をひく弱い子だ」というレッテルを張られていました。大きなくしゃみの連続、当時はティシュというものがなく、チリ紙と称する紙を四つ折りにしてポケットに入れていたものです。

 ここ数年は、アレルギー症状が軽く済んでいます。シーズンが入る前に早めに薬を使うなど、アレルギーとの付き合い方が分かってきた事もあげられます。後は、マラソンをするようになって、運動が免疫力を高めたのでしょうか。もうひとつ、「にしんのおかげ」などの発酵食品を作るようになり、食べているのがいいのかも、ですね。最後はセールストークになりました。お後がよろしいようで。

岩内神社坂の桜

 皆さん、連休はどのようにお過ごしになられましたか?後半は残念ながら天候に恵まれず、せっかくの桜の見学も取り止めたなんて方も多いと思います。

 写真は、岩内神社へ向かう下り坂です。撮影日は5月6日。地元の方には、「千葉外科から井筒歯科へ下る道」と言えばお分かりでしょう。桜の開花は遅いと言う当初の予報とは裏腹に、4月末の暖かさで一気に開花。ところが、連休後半の雨と風ですでに散り始めてしまいました。

 岩内町にある桜の咲いているのを楽しむには、やはり神社、お寺が一番ですが、その次は学校ですね。その次に、公園でしょうか。この季節、よく気をつけて見てみると、個人のお宅にも素晴らしい桜の木をお持ちの方が結構いるんです。

  場所によってはまだまだ桜を楽しむ事ができますので、岩内にお越しになられたら、ちょっと散策してお気に入りの桜を見つけてはいかがでしょう?皆さんから見た岩内の桜の情報もお待ちしています。北のお魚大使が何で桜?・・・「サクラマス」があるじゃないですか。

電柱にカラスの巣づくり

 毎年の事なのですが、今時期カラスは電柱に巣づくりをします。写真は、弊社事務所のご近所に作られたカラスの巣です。ちょっとわかりにくいかもしれませんが、四角い器具の上に巣が作られています。

 夫婦と思われるカラスが小枝などを運び、いつの間にか巣を大きくしていきました。4月末の連休に気がつくと出来ていましたので、車や人影が少ない時に活動をしたのでしょう。

 数日後に電気関係の方が来られて、撤去していきました。巣の代わりに黄色い風車が設置されていました。同じところに二度と作らないように障害物を置いた訳ですが、毎年ご近所ではその黄色の風車が1個ずつ増えてカラスの歴史を感じさせます。

 正直なところ、昔は工場からカラスのエサになるような『おこぼれ』があり、それを狙っていました。近年は衛生面からカラスのエサになるようなものは、一切出さないようにしています。私たちの商売も厳しい時代ですが、カラスにとっても昔は良かったなぁ~なんて思っているかもしれませんね。

いわない道の駅、たら丸館について

 今ではすっかり定着した道の駅スタンプラリー。スタンプを押すことを目的とし、北海道を旅行する方も多いと思います。

 岩内町の道の駅『たら丸館』は、北海道の道の駅の中で、建物としては小さい存在です。ほかの道の駅が、物販を中心とした商業施設になっているのに対し、岩内の道の駅は物販のスペースはほんの少し。最悪なのは、トイレが建物の中になくて、トイレ、駐車場、情報施設3つが分散しているということです。

 ほとんどの皆様は、この分散において、不満を感じられることでしょう。地元でも現在の道の駅の存在を疑問視する声もたくさん出ています。大きな建物に作り変えようという声もあります。

 岩内の道の駅の認定は全道で14番目という早いものでした。後から認定された道の駅は、成功事例をもとに、いろいろな特色を打ち出しています。それゆえ、それらと比較すると岩内の道の駅は貧弱に感じることでしょう。

 地元では、大きな施設に作り替え、販売をもっと充実させるべきだという意見と、他の店に迷惑がかかるから販売はしなくてもいいという意見もあります。この点については、より多くの人たちとの議論を経たうえで、今後の方針を決めればいいと思います。

 旅行先の町のことを、道の駅しか知らないというのも寂しいものです。旅行者には、せっかく来ていただいたのだから、道の駅以外にも立ち寄ってもらうべき魅力あるお店や商品、場所を持つ必要性があると思います。またそれらの情報発信が必要だと私は思います。

 何より一番大切な事は、旅行者に対する暖かい気持ちを持つ事。そして町そのものの魅力とそこに住む人の魅力が大切だと私は思っています。と言う私自身もまだまだ発展途上の人間ですので、今述べた生意気な発言はご容赦ください。

 岩内を愛してくださる皆様、岩内に立ち寄ってくださる皆様は、岩内の道の駅がどのように変わるといいか、ご意見があったらお知らせください。私のブログへの投稿でもいいですし、道の駅スタッフでもかまいません。

マラソンレース中の音

 雪が融けたら、日曜日はマラソンの話題が続きます。今日は、マラソン大会で走っているときに聞こえる音についてのお話です。

 普段、複数の人たちと一緒になって走っている人たちにとって、集団で走るなんてことは慣れているのかもしれません。でも、私はいつも独りで走っているので、マラソン大会で周りに人がいると走りにくいと感じることがあります。

 自分のリズムと合った人ならばいいのですが、できれば聞きたくない音というものがあります。はぁはぁゼイゼイと呼吸の音がやたら大きかったり、シューズの音がペタンペタンと叩きつけるような音、さらには、腰に付けたボトルなどの液体が揺れる音、もっと言わせていただければ、腕時計にリズムを取るための音がピッピッピッと常に鳴らしながら走っている方もいます。

 よく言うよ、お前だって音を出しながら走っているだろ、なんて言われたら、その通りです。反論のしようがありません。上記の音は出している方たちにとっては、悪気があるわけではないことは承知の上です。ですから、そのような音を発する付近にはできるだけ近づかないようにしています。

 ところが、なぜか避けているのに、後ろからその音が離れない時があるのです。コースの端に行ってもついてくる。思い切って反対側に大きく振れても、ついてくる。皆さんもシーズンを通して何回かそんな経験をした事はありませんか?

 私にとっての騒音指数が高い方からの逃避作戦は、上り坂でピッチを少し上げて走り、離れるようにします。ペース配分としては、ちょっともったいないエネルギーの使い方になりますが、ストレスを感じてその後も走るよりはいいと思います。

 現金なもので、私の場合、ついて来るのを受け入れるのは、女性だけです。男性陣は着いて来ないでね。もしも、あまりしつこかったら、オナラを連発しちゃうよ。

岩内町運動公園のSL

 5月5日子供の日。小さなお子さんをお持ちの方は、今日家族サービスでどこかに出かけたりするのでしょうか?

 岩内町には、立派な運動公園があります。陸上競技場、サッカー場、野球場などが整備されています。その一角に、小さな子供が遊ぶことができる場所もあります。

 写真は、国鉄岩内線で昔活躍していたSLのD51です。運転席などに自由に乗り込む事ができます。この場所には他にも木製の大型遊具「たら丸」があります。

 連休中ドライブで岩内に来られて、子供が飽きたらここで遊ばせるといいですよ。都会と違ってたくさんの人で混んでいる事もありません。子供が遊んでいる時に、お父さんは陸上競技場でランニング、なんて事は・・・しないですよね。