第3回濃昼トレラン30k(2014年)の報告

2014年10月26日(日)、第3回濃昼(ごきびる)トイルランニング30kに参加してきました。天気がよく、ぽかぽか陽気で数日前の寒さがうそのよう。

北海道の日本海側の切り立った海岸線は、今はほぼ自動車が通れるようになっていますが、私が子供の頃はまだ開通していない道がいくつかありました。この石狩の国道231号線が開通したのが1971年。それまでは江戸時代末期に作られたこの濃昼山道が利用されていました。しかし、国道開通後は忘れられてしまいました。

地元の有志の方々が2005年に復活させたこの山道が今回のトレランのコースとなります。季節は紅葉まっただ中。落ち葉がルートにふかふかのじゅうたんのように敷き詰められて、走っていてもとても感触が良く、日本海を見下ろす絶壁の上からの景色も満足できるものでした。

参加者は男子209人、女子30人。このほか、3人1組によるチーム戦には21チーム。30kの他15km、キッズレースもあったようです。

実はこの大会、昨年エントリーしていたのですが、シューズを忘れて小樽で引き返してしまった苦い思い出があります。今年は前日にしっかりシューズを車に積んでおきました。

スタート直後にスキー場をアップダウン。ここで走力によってバラけます。それから公道を約4キロ走った後に山道へ。ルートはとてもきれいに整備されていました。濃昼地区の集落で給水のち折り返し。前半は前後に若い20代や30代の子が多く、走りながら話しかけたりして余裕のあるオジサンでした。

復路は前半オーバーペースの人たちが歩く頻度が多くなるので、少しずつ順位を上げて行きました。山道を出てから最後の4キロの公道を走るのですが、さすがに足が上がらなくなっています。強い向かい風と往路では感じなかった急な上り坂。歩きたくなる気持ちがあっても「走らねば追いつかない」と呪文のように繰り返し、何人かを越しました。でも、上手が一人いて、最後にカッコよく抜かれてしまいました。

ゴール付近には、スタッフの方たちが大きく手を振って「おかえりなさ~い!」と叫んでくれています。大きなマラソン大会ではない、ほのぼの感がとても心地よく感じました。

結果は16位。3時間21分17秒。209人中(239人中)。残念ながら、今回は「いっぱち(18位)」ではありませんでした。

山を走るトレランの大会は、一般登山者に申し訳ない気持ちになります。このコースは、一般客は皆無でした。ですから、トレランにはとても合っているコースですね。また石狩市もトレランブームと合わせた観光を考えていると感じました。

ちょっと離れた浜益温泉に入りましたが、ゼッケンを見せると割引があり、親切な対応もしてもらって、いい一日だったなと感じることができました。コース整備や一日中山道で誘導をしていたスタッフの皆さま、ありがとうございました。

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