波打ち際のけあらし

 1月26日の朝、女工さんを迎えに車を走らせていると、珍しい現象を見ることができました。波打ち際のけあらしです。けあらしとは、気温と水温の違いから、水面に湯気が出ているように見えるものです。

 よく、川などでは見られるのですが、風が強いと湯気状のものが流れてしまうので、風が強い岩内では頻繁に見ることができるものではありません。 

 この日は波が高く、けあらしの湯気を波打ち際に集めているような情景でした。その様子は刻一刻と変化するので、時間があればずっと見ていたいと思わせるほど。

 写真では、上手に撮れなかったので、うまくお伝えできませんが、モノトーンの冬の日本海の風景も、時折こんな驚く表情を見せてくれるのが嬉しいです。カメラが趣味のみなさん、岩内のこんな風景を撮りにきませんか?寒さ、風には完全防備でね。

にしんが八セットの取材

 にしん製品8品が詰まった岩内の新しいお土産「にしが八セット」。当面のお取り扱い販売店は、いわない道の駅といわない楽座の2店舗のみとなります。申し訳ありませんが、弊社では店頭および通販はいたしません。

 先日、いわない道の駅で、北海道新聞から「にしんが八セット」の取材を受けました。私ではありません。いわない楽座と観光協会にかかわっている橋本専務に、誕生までのいきさつの取材です。

 写真撮影では、道新岩内支局のN氏が道の駅のお姉さんと「にしんが八セット」を、時間をかけて何枚も撮影。「今年一番の笑顔で・・・」「いいよ、いいよ・・・」。お姉さんは中腰で凝り固まって、横らか見たら笑っちゃったわ。

 いろんな人を巻き込んで発売される「にしんが八セット」。商品は全て弊社で作ったものですが、将来的には別の会社の商品が入ってもいいと思っています。岩内町の観光に役立てることが、この商品の目的なのです。

 2月1日発売開始ですからね。もう少しお待ちください。

 

スキーキャリアの今昔

 冬の日曜日は、スキーの話題です。

 私たちが子供の頃、40年ほど前は、乗用車にはかなりの数でスキーキャリアがついていました。岩内のタクシーは全車両と言っていいほどついていた記憶があります。

 ところが今はどうでしょう。我が家のようなごく少数派だけが付けています。家族でスキーをする家庭であっても、キャリアをつけていないという車も多いです。

 その理由は、キャリアにつけなくても、車内に入れることができるからですね。昔のように、200cmもある長い板ではなく、160cm程度。さらに、ワゴン車を持っている人が多くなった事も理由の一つでしょう。

 昔のスキーキャリアは、板を乗せてから、専用のゴムで上手にくくりつけたものです。スキー場に行く時に、車の上に積んであるスキーの種類を見ては、どれくらいレベルで滑る人たちかなんて想像したものですが、そんな風に考える子供は、今はいないでしょうね。

日が長くなってます

 12月の冬至から1カ月ちょっと。今までは、会社に来る時は真っ暗だったのに、今は少し東の空が明るくなってきているのが嬉しいです。

 女工さん達は、帰る時間には暗かったのが、今は薄暗くなっている時に帰る事ができます。もうすぐ日没前に帰宅できることでしょう。

 夜明け前にカラスが電線に並んでいます。鳥目なら見えないんじゃないのか?でも、雪に閉ざされ、ただでさえ餌不足なので、夜が明けて見えるようになったら、すぐさま行動開始の準備をしているのでしょうか。

 日が長くなりつつあるとはいえ、まだまだ冬の真っただ中。気持ちを緩めず、インフルエンザにかからないよう、毎日を一生懸命働きましょう。

冬の砂浜の風景

 昔、東京で雪国の事をあまり知らない人に、こう質問されました。「砂浜の冬の景色ってどんな感じ?」と。

 波打ち際と雪の量との事です。そう言われれば、なるほど。波打ち際は雪がなくって、砂が出ていて、というのは当たり前の説明ですが、何メートルほど砂の幅があってなどという具体的な説明はできませんでした。

 写真は、岩内町のフェリー埠頭の一番東側の防波堤から共和町側を撮ったものです。こうしてみると、何の違和感もないのですが、雪のない都会のみなさんは、どのように感じられたでしょう。

 たまたま波の穏やかな時に撮ったものですが、シケの時には全く違う表情になります。そんな事を考えながら、冬の旅で岩内に足を運ぶというのもいいのではないでしょうか? ケンミンショーに出た、「天ぷらラーメン」も食べなくてはなりませんしね。

予告~にしんが八セット

 平成25年2月1日に新発売となる「にしんが八セット」のご紹介をします。

 岩内町は弊社の他に10数軒の水産加工業者が存在します。一昔前は、50軒を超える加工屋さんが存在していました。そのほとんどがニシンを原料とした身欠にしん、塩数の子などの製造をしています。

 岩内町にとっては、水産加工がこの町の中心産業だった時代もありますが、今は衰退の一途をたどっています。ただし、このまま何もしないでは終わらない。品質の高い岩内町の身欠にしんを初めとして、岩内町にはニシン関連の素晴らしい商品があります。

 そこで、ニシンを原料にした弊社の商品を8品集めた「にしんが八セット」が誕生しました。誕生までの秘話やどんな品目が入っているかなど、詳細はおいおいとお話させていただきます。ぜひお楽しみに。

ニンジンのたらこ炒め

 釣たらこは先日のNHKの「うまいッ!」で紹介されて、たくさんのお問い合わせとご注文をいただきまして、ありがとうございました。

 今日は岩宇4か町村にに配られる広報紙「波稲」に載っていた「ニンジンのタラコ炒め」をご紹介します。岩内の人たちは、生助子やタラコを使って、さまざまな家庭料理を作られますが、私はこのお料理は食べた事がありませんでした。

~彩りも綺麗なタラコの簡単和風料理~
ビタミン類、ベータカロテンが豊富な一品です。1人分82kcal。

◆作り方

にんじんは皮をむいて、5cmほどの長さの細切りにします。
万能ネギは小口切りにします。
タラコは薄皮に切り込みを入れて、包丁の背でしごきながら身を取り出します。
今度はフライパンにサラダ油をなじませ、細切りにしたニンジンを入れてさっと炒め、一味唐辛子を振り入れます。
次に火を止め、タラコを加えてさっと混ぜ合わせて器に盛り、小口切りの万能ネギを散らすと出来上がり。

◆材料(4人分)
●ニンジン 2本  ●万能ネギ 適量  ●タラコ 一腹  ●一味唐辛子 少々  ●サラダ油 大さじ1

 たらこの一腹というのは、おわかりでしょうか?袋が二つの事を言います。途中でくっついていて、その状態でスケトウダラ1匹のお腹に入っています。もちろん、たらこがそのまま入っているのではありませんよ。笑い話かもしれませんが、そう思っていた人を私は知っています。

子供たちよ、雪だるまを作ろう

 お正月から続いていた真冬日も、20日には気温が緩みました。少しでも気温がプラスになると、屋根の雪は一気に落ち、道路もシャーベット状態に。

 写真は、本州からの親戚を連れて某所へ言った時、たまたま見つけた雪だるまです。とってもセンスがいいので、撮らせてもらいました。

 真冬日の続くサラサラの雪では、雪だるまは作りにくく、少し水気が含まれると、粘着性が出て、雪だるまはとても作りやすくなります。こうした事って、雪と一緒になって遊んで自然と身につく雪国の知識です。

 最近は、子供たちが外で遊ぶ姿をあまり見かけなくなりました。雪だるまを作る子もみかけません。ちょっと残念ですが、雪国の子供として、雪だるまを作る知識と経験くらいは持っていてほしいなと思います。

 私の子供の頃? 体より大きいだるまを作ったはいいけど、頭の部分が乗せられず・・・

岩内町防災無線を電話で聞けます

0135-62-1059

 この番号は、岩内町の防災無線の放送された内容を電話で聞く事が出来るサービスです。

 一日数回流れる防災無線。何かあった時に、瞬時に情報を流すためのものです。ただし、時にはうっとうしいと思う事も正直なところあります。本来は防災という趣旨なのですが、何かの広報活動の道具として利用されている事も多いです。

 私や皆さんのように、PCを使う人たちにとっては、情報は岩内町のホームページにリアルタイムに掲載してほしいと思います。残念ながら、岩内町のホームページの検索窓で「防災無線」と入れてもヒットしません。上記電話番号もどこにも掲載されていないのです。(もしあったらごめんなさい)

 災害時に私のブログのアクセス件数が上がるのは、それだけPCやスマホで情報を取ろうとする方が多いからだと思います。岩内町さん、このままだと、私のブログが防災無線になってしまいますよ~。

チセヌプリスキー場、ピンチ!

 ニセコ連峰に属するスキー場はいくつかありますが、ちょっとマニアックなスキー場、蘭越町営のチセヌプリスキー場というところがあります。

 フード付きのペアリフトが一本だけですが、バリエーション豊富なコースを滑る事が出来て、深雪を好むスキーヤーなどに結構ファンがいるのです。私もその一人ですが、正直なところ、1シーズンに1回行くか、行かないか程度です。

 先日の新聞に、そのチセヌプリスキー場が存続の危機にあると書かれていました。存続を求めて署名活動も始まったとのこと。ふもとの温泉、国民宿舎雪秩父も取り壊し、日帰り入浴施設にするとのこと。

 このように、小さなスキー場は、利用客の減少から廃止検討へと当然の道をとることになります。大資本のスキー場だけが残り、こんな個性的なスキー場がなくなって行くのは、寂しいですね。スキー靴を脱いで休憩する場所なんか、趣があって好きなんですけどね。

 夏だったら、岩内町からニセコパノラマラインを経由して30分で行ける場所。冬季通行止めで雷電経由で1時間かけて行かなくてはなりません。スキーの後の雪秩父やチセハウス(廃業)の温泉なんか、最高だったんですけどね。

 署名に参加するしないは別として、滑った事のない方は、是非早いうちに一度は滑っておいてください。