漁火で空が明るく

岩内港はイカ漁が現在豊漁で、連日数千箱の水揚げがあり、活気づいています。えっ?イカ漁って夏なんじゃない?と思われる方もいらっしゃるでしょう。

春は南から北上し、真夏を越えると産卵のために南下すると言われています。それで岩内沖が現在の魚場となっているようです。ちなみに、夏イカよりも現在のイカの方が身が肉厚になっています。

岩内の組合に属さない本州などから来る出稼ぎの船は「外来船」と呼ばれ、市場にとっては水揚げ手数料となるいい収入源となっています。それら外来船と地元の船が煌々と照らす集魚灯。それによって岩内沖の空が夜は雲が見えるほど明るくなっています。

私のカメラではその様子を上手に撮ることができないので残念ですが、夜岩内の北西の空をご覧いただければお分かりいただけると思います。それにしても、この寒い季節に船の上で仕事している漁師さんたちを想像するだけで、凄いなぁ~と思いますね。

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漁火で空が明るく」への2件のフィードバック

  1. uroshi utoka

    「漁火で岩内の未来が明るく」と読める記事と写真ですね。昨日行った床屋さんで「外来船」のお話を聞いたばかりですし、24日には庭のイチョウを剪定してくださった方から採れたてのイカをもらったこともあって、印象深く読みました。岩内に来てから港が寂しくなったと思っていましたが、いろいろな意味で様々な「外来船」を迎えることができると良いですね。ニセコへの観光客も岩内港からとか…。町役場には「たら丸」という小型のバスがあって大活躍ですが、「たら丸」という船ぐらい持っても誰も文句をイワナイのでは?

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    1. 北のお魚大使 投稿作成者

      uroshi utokaさん、おはようございます。
      先日、外来船の多くが嵐の前に岩内を去ってしまったようです。
      ちょうど、満月の夜で獲れにくくなるためという理由もあります。
      新月はイカが豊漁で、満月は逆。
      理由は満月の光が集魚灯の効果を薄めるかどうかはわかりませんが、一般的にそう考えられています。

      立派な港はフェリー埠頭としてその価値を高めようとしましたが、頓挫しました。
      大きな船でなくとも、港を観光としての生き残る術とするのは、私も同感です。
      最後のオヤジギャグは岩内の人に言ってはいけません~。
      耳にタコができています。

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