岩内町の空き店舗対策

地方での商店街は、一部の地域を除いて日本のほとんどで衰退している状況はみなさんもよくご存知でしょう。ここ岩内町も残念ながら年々空き店舗が増え、シャッター街へと変化しています。

“遅きに”という感じを受けますが、岩内町では空き店舗等を活用して事業を行う人に対し、店舗の家賃や改修・整備費の一部を補助する「岩内町空き店舗活用支援事業補助金」を創設しました。補助率は1/2以内。

正直なところ、これで申し込む人はいるのだろうか?と思いますが、何もしないよりはマシ。大切なのは、とりもつ人が親身になってお金だけではなく、さまざまなことを一緒になって解決・指導してあげることではないでしょうか?

岩内町の商店街の経営者の中には、今も前向きにさまざまな取り組みを行って頑張っている人たちがいます。点の頑張りを線につなげて相乗効果を出すために、何が必要か、何をすればよいのか、「どうせ・・」と言う言葉は封印して進みましょう。

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岩内町の空き店舗対策」への15件のフィードバック

  1. 岩内町郷土館 枝元

    郷土館の枝元です。
    岩内の商店街の古い写真をよく見ますが、
    100年前も、50年前も、今も
    やはり岩内は岩内らしい町並みだなあと感じます。
    今ももちろん、岩内の「心意気」が生きていると思います。
    閉ざされているシャッター前でも綺麗に掃除がいきわたり、
    季節には花が咲いていたり、
    買い物で歩いていて不快であったことなど滅多にありません。
    古いものの上に塗り重なったような、
    ちょっと裏側に行くと捨てられず頑固に何か持っているような、
    不思議な魅力があります。

    商売上の損得など、重たい問題は多々あると思いますが、
    「どうせ」と投げやりになるのはあまりに惜しい。
    同感しました。

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    1. 北のお魚大使 投稿作成者

      枝元さん、お久しぶりです。
      岩内の商店街、私が岩内に戻ってきたときはまだそれほどのシャッター街ではありませんでした。
      こんな小さな町なのに、商店街の組合が6つも存在しているのもすごいと感じます。
      そんな中に、枝元さんが言われる岩内の「心意気」が宿っているのでしょう。
      ただ、危機感をもってなんとかしなくてはと思い行動している人と、あきらめている人の温度差があるのも事実。
      生きていく以上、トライし続けてほしい。と私はいつも思っています。
      なにげないコメントに同感していただきまして、ありがとうございます。
      「負けるな、岩内の商店街!」ですね。

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  2. uroshi utoka

    枝元さんのご意見に私も共感を感じます。6月1日から毎朝、文化センター前のラジオ体操に通っているのですが、昨年と変わらず帰り際にいつもラッキー前や光照寺と協会病院の間の歩道をゴミ拾いしている方(吉田会計事務所の方か?)に会います。また村本テントさんや、さんまるさん、宮野板金さんの掃除の行き届いた店構えにはいつも感心しています。ガラス戸に曇り一つありません。商店街の組合が6つも存在している岩内の「心意気」は好きです。それと比べると「一億総活躍社会」という政府のスローガンはフレンドリー・ファシズムの匂いがして嫌です。小さくまとまる必要はないと思います。エンカマ根性同士で競争すれば、お祭り的な賑やかさを生むのではないでしょうか。張り合い、対抗し合うに十分な町の規模が岩内にはあると思います。

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  3. 北のお魚大使 投稿作成者

    朝のラジオ体操、私も子供が小さかった頃、何度か行ったことがあります。前に出てやってくれた方も、ボランティアで長年やっている有名人です。吉田会計のごみを拾う方の姿も、朝の従業員送迎のバスからよく見ています。人よりも早く出社して行ってくれていることだと思います。

    フレンドリーファシズムという言葉、恥ずかしながら初めて聞きました。勉強になります。意味合いとしてはなるほどとうなずきました。
    エンカマ根性で競争。岩内のいろんなところにありますね。私の回りにもたくさん。でも、そうして競争して生き延びてきたことも確か。
    理屈を言うよりも動いてしまう私には、何でもいいから喧嘩でも何でもしてくれ。しぼんでしまっていなくなるな。と商店街の人たちへエール!

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  4. uroshi utoka

    フレンドリーファシズムという言葉は、アメリカのバートラム・グロスという人が提唱した概念で、日本では「笑顔のファシズム」と訳して紹介されました。ヒトラーのようなカリスマを戴くことなく、知らぬ間に画一的な行動をとる日本にもっともよくあてはまる概念だと思います。岩内はその対極にあると思いたいです。そう思うと「エンカマ根性」というのは積極的な可能性を帯びた言葉になります。「火事と喧嘩は江戸の華」と言いますが、何度も大火を経験し、岩内祭りではよく喧嘩があったと言われる岩内についても同じ気質が認められるのかも知れません。

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    1. 北のお魚大使 投稿作成者

      フレンドリーファシズムの解説、ありがとうございました。
      確かに日本に当てはまる概念ですね。
      さて、それが岩内の対極にあるかは難しいと考えますが、自治体単位で考えれば、ちょっと異質な考え方や岩内特有のものが存在します。
      エンカマ根性が積極的な可能性という解釈を今まで一度もしたことがありませんでした。ものは言い用、見方を変えればということで、なるほどなと感じます。

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  5. 岩内町郷土館 枝元

     数10年前ですか、「商店街対抗大運動会」などあったそうですが、復活したら面白そう。もしくは怒涛まつりの一環で商店街対抗戦などどうでしょうね。意外と盛り上がるかも。昨年ちょっと聞いた話では、ゲーム参加者がなかなか集まらなかったそうですが。(思いつきで、すみません)

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    1. 北のお魚大使 投稿作成者

      枝元さん、面白提案ありがとうございます。10数年前ではなく、数10年前ですね。私の記憶にもそれはありませんので、かなりの昔ではないでしょうか。
      水産業界でも、野球大会などを行っていた時代もあるようです。
      商店街対抗の運動会と言っても若者がいない現実。言葉は悪いですが、老人クラブの運動会っぽくなってしまいそう。それがまた面白いのですがね。
      こういったお話は、確かに現実的に考えると、否定の言葉が先に出てしまいます。でも、それを乗り越えるにはどうしたらいいかを考えることが大切だと私は思います。
      思いつきでいいので、どんどん思ったことを書き込んでください。

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  6. uroshi utoka

    枝元さんの郷土館からの提案、面白いですね。若者がいないと言いますが、子供の運動会があるではないですか。さあ、明日は西小と東小の運動会。老若男女が花火と共に起き、豪華なお料理をもって集まります。このパワーを街づくりのエネルギーにリンクしない手はありません。ロシア人留学生に岩内のパワーを見せつけてやりたいと思います。

    ところで昨夜のNHK「北海道中ひざくりげ」をご覧になりましたか。神恵内が紹介されていました。浜の母さんたち、スリッパ卓球の若者たち、サクラマスカレーを作る民宿の若女将、サクラマス漁の名人やボタンエビ漁の古老など、実に元気な神恵内の姿が描かれていました。岩内は積丹やニセコの中継地として要衝の地です。国土交通省が観光立国推進チームを立ち上げている今、原発のリスクを担う岩内は行政に堂々と観光プランに対する財政支援などを働きかけるべきだと思います。

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    1. 北のお魚大使 投稿作成者

      明日は運動会の予定ですが、月曜日に延期になったという話もありますので、御確認ください。(未確認情報です)
      異国の人にとっては、この運動会は非常に興味深く観察されることでしょうね。

      北海道中ひざくりげ、本日録画したものを見ました。小さな村だからこそ、まとまった感じになっているなと。
      あの番組は、じっくり取材をしてくれます。岩内町も数年前に取材が入り、その中で弊社工場にも何度も入って女工さんたちの明るい表情を録画していました。
      あのときのテーマは、最初はスケソウダラ漁をとプロデューサーは考えていたのですが、不漁と時期がずれていたこともあり、私といろいろとやりとりをした後に、岩内の元気な女性ということにしました。
      町の考え方が、観光ということに力点を置いていません・・・と私は思っています。
      取材が入ると、町職員よりも私たち民間の方が全面的に協力をしていることを見ればお分かりでしょう。

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  7. 岩内町郷土館 枝元

     一つのテーマでもうひとつだけ。度々の発言お許し下さい。さすが一八社長のブログ! utokaさん! 奥が深い!
     小学校運動会、昨年で卒業しましたがやはりあの「応援合戦」、かっこいいです。自分の卒業した小学校はありませんでしたので。あの勢いが岩内! 
     そして、子供達は大人の参加競技に結構喜んでます。大のおとながはっちゃきこいて競技する姿を、本当に喜んで見ています。
     先ほど老人クラブの運動会というお話もありましたが、どっこいその場になると歳も忘れて本気になりますよ。

     子供達は、大人のホンキの姿を見るのがきっと好きだと思います。偽りがあったり投げやりがあったりするのは、やはり見たくないだろうと。自戒の念も込めて、やはり子供たちに見られているという覚悟を持ちたいものです。「現実がこうだからしかたない」とカタるより、黙々と理想を現実化している大人でありたいです。
     それを再確認できました。ありがとうございました!

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    1. 北のお魚大使 投稿作成者

      枝元さん、岩内の運動会はやっぱり岩内ならではのもの。
      おっしゃるように、子供たちは大人が本気になってやっている姿を喜びます。
      これは実は運動会に限らないことかもしれません。
      utokaさんも言われるように、私も黙々と理想を現実にしている大人でありたいと肝に銘じます。

      ということで、私の夢に向かって、今日は千歳のマラソン大会に出てきました。
      大人の運動会をはっちゃきこいて走ってきました。

      枝元さん、utokaさん、またこの場を使っての議論、お待ちしています。

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  8. uroshi utoka

    一八さん、枝元さん、こういう会話は視界を明るくしますね。今朝はおかげで晴天。枝元さんの「黙々と理想を現実化している大人でありたいです」というお言葉、肝に銘じます。

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  9. uroshi utoka

    ご存知でしたか?「つぼ八」が5月28日をもって閉店となりました。木田美術館ナイトオープンの後で一八さんと一緒に行ったことがあるお店です。あんなに流行っていたのに。その後、妻と週末に行ったら、週末は予約しないと無理ですと断られたほどです。それでも採算がとれないのでしょうか。信じられません。「虚ろ」は伝染病のように移ろいます。「空き店舗対策」はまさに焦眉の課題です。

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    1. 北のお魚大使 投稿作成者

      uroshi utokaさん、こんにちわ。
      つぼ八の閉店は噂で聞いていました。もう閉店してしまっていたのですね。
      小樽を凌ぐ飲み屋街の店舗数だった岩内の歓楽街。残念ながらそれもまた縮小の一途にあるようです。
      ただ、そうは言っても新規でオープンをする人もいるわけですから、投げやりになるのはまだ早いです。
      観光協会の専務もお店を2軒持って頑張っています。
      特に自身のためにならなくても、観光協会の仕事を頑張ってくれる人もいます。
      そんな力がひとつになれば、大きなエネルギーになるのですが・・

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