年々薄れる年末の雰囲気

今年もあと4日。すでに今年のお仕事を終えられた方もいれば、最後の仕事でまだ忙しい方もいると思います。弊社の工場は29日までフル回転。店舗と事務所は30日午前までの営業を予定しています。

私が子供の頃、アスパラの坂を下りた交差点付近(現駅前十字街)には、歩道に仮設店舗が現れてしめ縄を販売していました。数年前からその姿は見ることができなくなりました。商店街もクリスマスセールや歳末大売り出しなどでにぎやかでした。ですが、年々その賑わいは減ってきているように感じます。

関西で食される生助子と呼ばれるお正月商材を加工屋は手に入れるために、年末になるとはえ縄で獲れたスケトウダラの価格が暴騰。発泡の容器に詰めて航空便で発送。翌日の関西市場の相場に一喜一憂するというのが、一年を締めくくる大仕事でした。10年ほど前までのお話です。

そういった季節感のある仕事というものが、年々薄れています。それでも私たち水産加工屋はまだまだ年末に差し掛かる仕事というものは、他業種に比べれば大きいもの。忙しいのは辛いのは確かですが、その忙しさがなければ、私たちの存在意義というものも薄れるのかもしれません。

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