子供の頃の思い出~夜回りの鐘の音

 全国的に急速に発達した低気圧によって、強風による被害が出ているようです。岩内町の4月4日は、日中吹雪になり、横殴りの風で大荒れでしたが、大きな被害もなく終わったようです。

 日中、消防車がチンチンチンと音を鳴らしながら、町内を回っていました。強風による火災の注意を促したものです。これは昭和29年の大火のときの強風のことを思い起こすためでしょうか。

 ちょっと昔のお話。私が幼少のころ、母親が私を早く寝せるために言ったこと。夜8時から9時頃にかけて、今回の消防車のようなチンチンチンという音を鳴らす人が回っていました。当時は車ではなく、人が手で鐘を鳴らしながら、火の用心と夜回りしていたものだと思います。

 母は私に、そのチンチンおじさんは、まだ寝ないでうろうろしている子を連れていく、「人さらい」だと言って、「早く布団に入らないと、さらわれちゃうよ!」と言うのです。私は、その音が聞こえると、とっさに布団にもぐりこみ、音が遠くなるのを待ちます。

 なんとも今思うと、かわいい子ですね。でも、こんな子供騙しは言っていいの?クリスマスのサンタのような夢のあるようなことならいいと思うけど。

 いずれにせよ、岩内町は大火という過去があるわけですから、災害に対しては万全の注意をしましょう。写真はこの話題には関係ありませんが、4日夕方の海の様子です。

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