2011北海道マラソン

 いよいよ本日、北海道マラソンです。中島公園スタート、大通公園ゴールのコースになって3回目です。同じく5時間制限に変更になって3回目。参加人数も今年は9,600人ですか。私が最初に参加した7年前から比べると、倍以上に大きな大会になりましたね。

 テレビ放送もありますが、私が写ることはまずないでしょう。新川通りでは、反対側からトップランナーが飛んでくるような走りを見ることができます。てすから、もしテレビに写るとしたら、チンタラと走っている私の後ろ姿だけということになります。

 スタート前には、ヘリコプターが上空を旋回しています。号砲が鳴る前の緊張感。他の大会とはちょっと違う雰囲気でのスタート。そして沿道の大きな応援。

 ずっと先の日のことだと思っていたのに、やっぱりこの日は来てしまいました。私にとって8回目の参加。毎年いろんなことがありますが、ここまできたら「人事を尽くして、天命を待つ」ですね。

 喜びいっぱいに走ってきます。

55期を終えた岩内海産商協同組合

 弊社が所属している、岩内海産商協同組合の総会が8月22日にありました。今年で55回目を迎えます。55回というと、私の年齢よりも多いのですから、それなりの歴史を持った組合であると言えましょう。

 現在の組合員数は21人です。ただ、女工さんを雇って工場を動かしている組合員は、その約半分しかありません。水産加工が町の中心産業だった時は、50人を優に超えていたと思います。下請け専門で仕事をやっていたところもたくさんありました。

 ご存知のように、前浜の漁獲が少なくなり、輸入原料に頼り、他地域との競争激化。後継ぎがいない、衛生管理が厳しくなり、コストが上昇、そして廃業する企業が続きました。こんな事を書いていると、滅入ってしまいます。

 今残っている加工屋さんは、そんな厳しい時代を生き延びています。明日はどうなるかわかりませんが、なんとか頑張っています。青年部のメンバーも20代の若い元気な人も入ってきました。まだまだ岩内の加工屋さんはがんばりますので、全国のみなさん、応援してくださいね。

 

アベ事務器のご紹介

 余市方面から岩内町に入ってくると、カベ坂十字街というところに降りてきます。その右側に写真のように、「ようこそ岩内へ おかえりなさい おつかれさん」という文字が書かれている看板が目にとまります。

 アベ事務機というお店のご主人が作ったもので、なんとも心和む看板がいいですね。このご主人は、70をとっくに越えた方なのに、スキー、ゴルフなどのスポーツはやるし、バンドでドラムをたたくなど、趣味が広くて楽しい方です。

 冬はニセコのナイタースキーに私と一緒に行くのですが、この年齢でも年々上手になっているので、頭が下がります。一人でスキーに行っては、オーストラリア人と仲良くなったなど、いろんな楽しみを知っている方です。

 ホスピタリティーという言葉が最近よく使われていますが、こんな看板を何気なく出すことは、町外から岩内へ来てくれる人に最初に感じてもらうホスピタリティーだと思います。

 「観光で岩内に人を呼ぶ」と言っても、このような気持ちが最初になければ、いけませんよね。

 ちなみに、この裏に書かれてある言葉は、わかりますか?答えは、実際に岩内に来て見てね。

道新で北海道マラソン特集

 マラソンのお話は日曜日だけですが、本日は道新に3ページもの特集記事が載っていましたので、別冊ということでご勘弁を。

 公道を走るフルマラソンの大会運営が大変なのは、通行止めをすることによる弊害だと思います。走らない方にとっては、単なる邪魔でしかありません。私も10年前は通行止めにされた側だったので、そのイライラ感はわかります。

 反面、走る側にとっては、いつも車がびっしりと走っている広い道を、信号なんて関係なしの優先で走ることができるって、嬉しいものです。ましてや、北海道マラソンは沿道の応援がたくさんいて、知らない方も応援してくれるのですから、表現できない喜びがあります。

 9千人のランナーに対し、5千人のボランティアが、北海道マラソンを支えてくれています。沿道の応援してくれる人を入れると、何万人という人が、この北海道マラソンにかかわってくれているのです。こんなワクワクすることができることって、なかなかありません。小学校のときの運動会前のような気分でしょうかね。いえ、大人になった今は、大会を支えてくれている人たちへ感謝の気持ちがあることが、子供の時と違う感覚ですね。

 多くの北海道の市民ランナーは、この北海道マラソンを目標にトレーニングをしています。私もこの大会で最高のパフォーマンスを出せるよう、1年間取り組んできました。後は当日の気温と体調を判断し、冷静にペース配分する事を心がけます。大会に携わる皆さま、どうか、そんな一人一人のランナーのドラマも感じながら、28日の一日を支えてください。

みなと新聞の北米地図

 水産業界の専門新聞、「みなと新聞」にはたまに付録がついてきます。その時々の魚をテーマに、グラフや地図が載っていて、保存版になっています。

 写真の地図は、アラスカ周辺の地図です。弊社とは何が関係あるのか?ですね。弊社で扱っているニシンの多くは、アラスカから輸入されたものです。北米のニシン漁は、サンフランシスコ沖合から始まり、カナダを北上していきます。北上と言っても、同じニシンが北上するのではなく、それぞれの地区のニシンの漁獲時期が北上するということです。

 北海道の水産加工屋さんが主に手掛けるニシンは、ブリストル湾で獲れたものが中心となり、毎年5月の連休前後の漁がどうであるか、インターネット経由で情報をつかむなどしています。アラスカのブリストル、コディアック、シトカなどという言葉は、私たちは日常茶飯事で使っています。

 今回のこの北米地図の付録は、漁業の点から見た重要な地名を網羅してくれているので、助かります。一般の地図ですと、観光地などの地名しか掲載されていませんからね。人が住んでいなくとも、立派な魚場となっている地名がしっかりと書かれてあります。興味のある方は、みなと新聞までどうぞ。

 余談ですが、雑誌の付録って、子供の頃はとっても楽しみでしたよね。 

シャッターに描かれているたら丸

 たら丸の絵が商店街のシャッターに描かれたのは、20数年ほど前のことです。いろいろなたら丸が、そのお店の商売に合わせて描かれていました。
 
 描かれた当時、私は岩内にいなかったので、詳細はわかりませんが、商店街活性化のアイディアだったのでしょうか?さすがに20年も経過すると、それぞれのお店のシャッターは新しいものに入れ替えられ、たら丸の絵は少しずつ消えてゆきました。

 でも、冷静に考えると、シャッターが閉まっているとたら丸を見ることができるのは、少々さみしいですよね。なんとか逆転の発想ができないものでしょうか?

 写真は商売をやめてしまった家具屋さんのシャッターです。たら丸ファンの皆さんは、こんなシャッターのたら丸を発見できるかもしれません。レアなたら丸探しに、岩内にぜひお越しください。

小沢駅のトンネル餅

 地方のお土産というのは、本当にいろいろな商品がありますね。ただ、なんでこれがこの土地のお土産なの?製造場所は実は札幌だったと家に帰って見て、がっかりなんて事は一度は経験した事があるのではないでしょうか?

 最近は、弊社の「にしんのおかげ」のように、地域資源を活用した商品開発というテーマに沿って作られている商品が目立ってきました。ただ、有名になるにはまだまだ時間がかかったり、製造コストと流通を考えるとお値段が高くなってしまうというのが現実です。

 しかし、それなりの低価格で、地元に古くから愛されている商品はありますよね。その代表格が、共和町小沢駅前の末次商会で販売している「トンネル餅」だと思います。函館本線の鉄道が開通した明治時代にできた「すあま」です。

 シンプルなのに、なくならずにずっと存在していることってすごいですね。作る側、売る側の努力はもちろんですが、商品の長い年月にできた深い小沢駅との歴史が、トンネル餅には込められているからだと思います。

 その日に売れるだけを作る。飾らない昔ながらのパッケージには、いろんな思いが詰まっていると感じるのは、私だけでしょうか。

2011北海道マラソンまであと1週間

 いよいよ私のランニングの最大の目的である、北海道マラソンまであと一週間となりました。北海道マラソンに出場予定の皆さま、順調に練習を積み上げ、調整期に入ったでしょうか?

 体のあちこちに故障をかかえ、少し焦り気味の方。仕事が忙しく、計画の練習量をこなせずちょっとあきらめ気味の方。そんな人たちは、もう本番に来てしまったのかという思いでいることでしょう。

 反面、順調に練習をこなし、万全の状態で28日までを指折り数えている人もいることでしょう。初フルマラソンをこの北海道マラソンにした人も私の周りには何人かいます。当日の気温はどうなのだろう?と不安でいっぱい、でもわくわくする気持ちもあって複雑。

 私ですか?順調ですと言いたいところですが、暑さ対策が不足かな、スピード練習が少なかったかななど、細かくあげればきりがないです。まぁ、今となってはなるしかないさといった感じです。毎年、最後の一週間をカーボローディングを含めて、どのように調整するか、試行錯誤しています。

 よく「練習は嘘をつかない」と言います。それなりに練習を積んできた方は、それなりの自信を持って臨みましょう。北海道マラソンの魅力である沿道のたくさんの応援は、見えない力を貸してくれます。本番では、実力プラス応援の力で好成績を。

 写真は数日前の空です。秋の気配を感じさせる雲。当日はその秋を感じる気温でしょうか?昨年のような30℃になる残暑となるのでしょうか。そんないろいろな思いを抱いて、あと一週間を楽しみましょう。

共和町第31回かかし祭

 またまたイベント情報です。なんとか祭りと名前がつく、夏祭りの最後になると思います。岩内のお隣の町、共和町のかかし祭です。

 平成23年8月20日(土)、21日(日)の二日間、一般的な田舎のお祭りメニューとして、歌謡ショー、ヒーロー戦隊ショーなどの他、飲食ができるスペース、などなど。

 一番の目玉は、いろんなグループが作ってきた「かかし」が並べられ、コンテストをするというものです。学級単位で作った力作もたくさんあります。

 先日ご案内した、岩内の「北海盆踊り」が雨で順延となり、20日になりました。日にちが重なってしまいましたね。お好きな方は、はしご酒になるのでしょうか?土曜日は岩内、日曜日は共和で飲むのでしょうか?いずれにせよ、お盆が過ぎれば、秋の気配がすぐ感じられるようになります。

とかちむらで「にしんのおかげ」が販売されています

 帯広市の競馬場の敷地内に、「とかちむら」という飲食ができるスペースと、お買いものができるスペースがあります。そこで、弊社の「にしんのおかげ」が販売されています。昨年、この場所がオープンした時から、置いて貰っています。

 先日、お盆休みを利用して帯広に行った時に、訪問させていただきました。お店は農産物が中心ですが、加工品も思った以上に充実した品ぞろえになっています。狸小路のハグマートと同じ感じですが、スペースはこちらのほうが広いですね。商品は、同じく道産原料を使ったものが中心です。

 飲食は個性的な小さなお店がいくつもあり、食べるスペースはそれぞれのお店でも、共通スペースでもOKなので、家族で行っても、それぞれ好みのお店で注文し、みんな一緒に食べることができます。

 競馬を目的に来たおじさんたちは、専門誌を片手に鉛筆で印をつけながら開門を待っています。一方、家族でとかちむらのお買いものなどを目的に来られた人たちは、「へぇ~、競馬場って初めて見るわ」といった感じ。駐車場は共通でアクセスも簡単です。

 存続が危ぶまれているばんえい競馬です。とかく競馬というと、あやしいおじさんたちの世界に受け取りがちですが、一般的な娯楽施設へ近づけるために、とかちむらの施設はいい役割をしていると思いました。

 専門誌をもったおじさんが観光客のおばさんに話しかけられて、ばんえい競馬のうんちくを自慢げに解説していたのが、とても印象的でした。みなさんも一度足を運ばれてはいかがでしょう?お帰りの際は、もうお分かりですね、「にしんのおかげ」をお土産にすることをお忘れなく。