岩内町の北海盆踊り

 またしてもイベント情報です。一週間に一度のペースですね。岩内町の週末は大変です。何が大変って、運営する人たちです。

 この北海盆踊りは、建設関係の方たちが中心となって活動している「若旺会」という組織が主催されています。怒涛祭りに比べると出店の数等は少ないですが、飲食ができます。

  夏休み期間中、公園などに組まれたやぐらで盆踊りの音楽が流れる風景は、今は少なくなってしまいましたね。ポスターに「復活」という文字があるように、昔のにぎわいを取り戻そうとしたのでしょうか。

 お子さんは踊るだけで、おみやげがもらえるようです。帰省ついでにちょっとのぞいてみると、何年振りかの同級生に出会ったり?なんてこともあるかもね。

暑いときには糠ニシン

 暑い日が続いていますね。汗とともにミネラルが出るので、水分だけでなく、塩分も取るようにとよく言いますね。夏場のマラソン対策として、塩のタブレットなどが販売されているのもそんなことからです。

 さて、お魚でしょっぱいものをとご希望される方は、鮭の新巻などでしょうが、最近は低塩づくりがほとんどです。しょっぺぇ~というものは少なくなりました。

 一八の商品で、糠ニシンというものがあります。袋から出して糠を洗い流し、一匹ごと焼く。350g以上の大きなサイズを使っているので、食べ応え充分。さらにミネラル豊富な海洋深層水も使っているので、普通のお魚よりもミネラルがたっぷり。

 一八の糠ニシンには、浅漬けと本漬けというものがあり、浅漬けは甘口タイプ。本漬けはしょっぱいので、そのまま焼いて食べると間違いなくしょっぱいです。普通は三平汁等にお勧めするものなのですが、こんな暑さが続き、体が塩分を必要としている時は、本漬けを焼いて食べるのもいいかもしれません。

 ただ、私はお医者様ではないので、くれぐれも塩分の取りすぎは気をつけてください。汗とともに流れたミネラル分の補給にとどめてください。ということで、一八の糠ニシンで夏を乗り越えましょう。

防災無線

 防災無線って、皆さんの家にはついていますか? いつもは、ゴミの収集に関すること、休日当番医のこと等をアナウンスしています。岩内町の各世帯、事業所に設置してから10年以上経過しています。

 先日の集中豪雨で通行止め、断水の時などは、この無線から頻繁に情報が出ていました。この情報の流し方って難しいですよね。余計なことを言ってかえって混乱させる恐れもあるし、何度も同じことを言われると、しつこいと思ってしまう。

 まぁ、防災無線というのだから、本来は防災の目的だけに使うのが筋なのでしょうが、せっかくあるのだから、違う情報も流した方がいいという意見もあります。昔はしゃべり方が気取って聞きにくいとか、最初の音楽がうるさいとか、よく耳にしました。うるさいからと切ってしまえば、意味がないし。 

 今回の集中豪雨のアナウンスについては、一昔前にあった地震のときに比べれば、情報の出し方は進歩したと思います。経験を通じて進歩していく。経験を生かす仕組みを上手に作っていくことが大切ですね。私にも同じことが言えます。

ソーラン焼き

 怒涛祭りで青年部が毎年出している食べ物。写真を見ると「たこ焼き」に見えますが、たこの代わりに「数の子」が入っています。名付けて『ソーラン焼き』。

 作り方は、たこ焼きと一緒で、たこの代わりに、「味付け数の子」を使ってください。市販の味付け数の子でもいいのですが、塩数の子を使って作る場合は、塩抜きをして、醤油、みりん、砂糖で味を付けてください。ちょっと甘めにするのがコツです。数の子は熱を加えると固くなり、ちょうどタコのような感触になるのです。

 このアイディアは、名古屋の市場の数の子担当者だと聞いたことがあります。業界を上げて宣伝しようという声も一時はあったのですが、岩内の青年部だけが実行しています。ご家庭にたこ焼きプレートがある方は、ぜひ挑戦してみてください。

 さて、青年部の面々、翌日はぐったりした顔になっていました。雨で大変だったようですが、若い人たちが協力し合って頑張る姿、いいじゃないですか。

寿都町までランニング

 8日、岩内の我が家から、寿都町のゆべつの湯の隣にあるサッカー場まで走りました。息子がサッカーの練習試合をそこでするため、保護者の車で子供たちを分乗していくとのこと。ちょうど、ワンウエイを走って、温泉に入って帰りは車に乗せてもらおうという魂胆です。

 37km。途中の雷電海岸は昔から落石が多く、その対策としてトンネルが多く作られています。古平の豊浜トンネル崩落事故の後、海岸線のトンネルはどんどん新しくなりました。昔は小さなトンネルや覆道がいくつもありましたが、今は長いトンネルで一気につきぬけます。

 代表的なのは、雷電トンネル(3,570m)、刀掛トンネル(2,754m)、弁慶トンネル(1,048m)。寿都まで行くのにトンネルはこれ以外にもまだあります。このトンネルの中を走るのはちょっと大変。ほとんどは幅60cm程度の歩道がついていますが、大型のダンプカーが来ると、風圧で思わず体が揺れます。体にはタスキの反射板を付けて目立つようにしていますが、車はかなりのスピード。交通量が多い時は、立ち止まらざるを得ません。 もうひとつ、その歩道はアスファルトではなく、コンクリートのため走っていると固いと感じます。

 さすがにこんな田舎で、こんなコースをランニングするのは私くらいのようで、誰にも他に走っている人に会いませんでした。海岸の集落では、ご老人がまるで外人さんが来たかのような目で見ます。でも、「こんにちわ」とあいさつすると、ニコッとほほ笑みながら「ごくろうさん」と言ってくれたり、「今日はマラソン大会かい?」と冗談なのかほほえましいことを言ってくれたり。

 都会のランナーはランニング仲間と北海道マラソン対策をしていることでしょうね。私は田舎のランナーとして3週間後、単身乗り込みます。

【マラソンのお話は、一週間に一度、日曜日もしくは月曜日に掲載しています】

第38回いわない怒涛まつり

 またしても、雨。先週の深層水まつりも大雨で断水になるなどのトラブルで中止となりましたが、今週の怒涛まつりも天気が不安定です。7日、8日と行われるのですが、天候によって、お店の売り上げもがらっと変わります。

 グルメゾーンと呼ばれる場所には、地元の飲食店などのお店が出ています。岩内海産商協同組合の青年部もお店を出して、頑張っていました。青年部は現在7名。昔は50名を越えていたときもあったようですが、少ないなりに頑張っています。私は数年前に引退で、OBです。

 魚屋なのだから魚一色でやってほしいのですが、やはり売り上げ重視で考えると、焼き鳥などを取り揃えないとダメなようです。一方、『身欠にしん串』というものがあります。昔は、お皿にソフトの身欠ニシンを焼いて、割り箸をつけて出しましたが、なかなか売れない。それで考えたのが、小さく切って串刺しにして食べるようにしたら、ヒットしました。お祭のような場所では、割り箸よりも串もののほうが売れます。おっと、貴重な情報を出してしまった。

 午後から雨が降ったり止んだり。8時半からの花火大会は、6時過ぎに決行しますとのアナウンス。ザーザーぶりの中、花火が打ち上げられていました。まぁ、こんな年もあるさ。関係者の皆さん、ご苦労様でした。日ごろの行い、もっとよくしなければダメですね。

気温今年最高!

 6日、暑かったです。北海道外の方にとっては、30度を越えたくらいでは、たいしたことないと思うでしょうが、私達にとって30度を越えると、人間の生きていける温度ではないと思います。

 私は東京の生活を11年の経験がありますが、そのときは扇風機、クーラーなしで過していました。ですから、根っからの北海道の人に比べれば、暑さには強いと思います。それでも今日は「来たな、真夏!」と言う感じでしたね。

 事務所はクーラーなしで、ご覧の通りの温度です。工場は、一次処理をする場所以外は温度管理されて、クーラー、冷凍機が動いています。でも、今日は、室外にある熱交換器はフルの状態で回っていました。

 工場から事務所に来ると、めがねが曇ってしまうほど。北海道らしいカラッとした暑さではなく、湿度もそれなりに高かったので、不快指数は高かったです。

 夜になって、風も出て、風がカーテンを揺らしいてます。これが気持ちいいですね。暑さは今日がピークということなので、ほっとしています。ちなみに、我が家はもちろんクーラーなしです。

第32回全国サケ・マス・魚卵大手荷受荷主取引懇談会

 8月4日、札幌のホテルロイトンで、北海道の荷主と本州を中心とする市場の方たちが集まっての会合がありました。今年のサケの漁獲は多いのか、少ないのか? などなど。専門家の講演を聞かせてもらい、それぞれの意見を交換するというもの。

 この手の会議は正直なところ、形式のようなもので、話し合いによって何かが決まるというものではなく、司会者も大変なご苦労をされているのは、見てわかります。

 意見交換の後、懇親会。さらにホテルから出て、いろんなグループに分かれて、すすきの方面へタクシーが走ります。懇親会やすすきので飲みながらの会話に、いろいろな本音の情報交換があったり。毎回この会合の常連となっている人、初めて会社を代表して参加し、司会者から指名されたくないと思っている表情の方、それぞれです。

 私も十数年前、初参加したときの緊張感を今でも覚えています。時代遅れの会合だ、意味のない集まりだという方も確かにいますが、一堂に市場の方たちがたくさん集まる場所。それをどのように利用するかはつまるところ、参加者の心次第ということでしょう。

予告~怒濤祭(どとうまつり)

 岩内町のまたイベント案内です。今週末の土日、8月7日、8日に怒濤祭があります。岩内神社祭りは言うなればテキヤさんが露店を並べますが、怒濤祭は地元のお店を持っている方たちなどだけで飲食を中心としたテントのお店を出します。

 毎年、実行委員を募っていろんなイベントを開催していますが、これまた賛否両論。町の財政難から、補助金が少なく運営に苦労しているのは、どこの地方自治体も一緒ですよね。

 水産業界の岩内海産商協同組合の青年部は、この祭に参加して10年以上になります。私も青年部所属をしていたときは、いろんなことを考えて販売やゲームなどを出したものです。今年の青年部はどんなことをしてくれるでしょうか?

 一八で作った「ますトバ」も販売してくれます。熱狂的なファンにしてみると、怒濤祭といえば、「ますトバ」というイメージもあるようです。私はお手伝いに行くかわかりませんが、一杯飲まれるなら、ますトバを肴にお楽しみください。

大雨と断水を振り返って

 先週の断水を体験して、不思議に思ったことがあります。水道事業に詳しくない私の意見ですので、反論などあれば、教えてください。

 岩内町の大浜と東山は隣の共和町と隣接しています。東山は道路を1本挟んで、大浜はどこが境界線なのかわからないのです。住民の生活圏はほぼ同じと言っていいでしょう。

 それなのに、今回の断水は、岩内町に在住する人は断水。すぐ隣の共和町の方は断水にならないといった状態でした。自治の方法が違う、水源が違うなどのことも当然あるでしょうが、このような災害があるときに、お互い融通しあうなどのことは出来ないのでしょうか?

 水道管をつなげておいて、普段は閉じたままでいいけど、何かあったら開けて助け合うといったことが出来るといいと思うのは、私だけでしょうかね。

 今回の災害で役場の皆さんも一生懸命動いてくれたようです。寝不足の状態で対処してくれた方もたくさんいらっしゃるでしょう。お疲れ様でした。この程度で終ったことをありがたく思います。せっかくの機会ですから、次回の災害のためにいろんなことを反省し、何時の日かまたやって来る災害に備えましょう。「備えあれば憂いなし」

7月31日北海道新聞 後志版