作成者別アーカイブ: 北のお魚大使

北のお魚大使 について

北海道の岩内町で生まれ育ち、大学、社会人の10年間を東京で生活。現在は家業の水産加工業を継いで3代目。 魚を食べることの大切さ、美味しさを知ってもらいたい。2009年に北のお魚大使の受験に合格。称号を頂きました。 岩内町のことももっと知ってもらいたい。そんなことから、このブログを始めました。季節の変化と岩内町をいろいろな視点から情報発信しています。

AirDo機内誌「rapora」に「にしんのおかげ」が

 航空各社では、機内誌というものを置いていますね。北海道から生まれた航空会社「AirDo」の機内誌の名前は、「rapora(ラポラ)」。2013年12月号に、弊社の「にしんのおかげ」の写真が載っています。

 と言っても、まだ私は実物を見ていないので、載っているはずですとしか言えません。中小機構北海道という組織が、広告を出していまして、その中に支援をしている会社の商品が並んでいます。そこに、「にしんのおかげ」があります。

 他社の商品も、私にとってはどれもいろんなイベントやセミナーなどでご一緒し、苦楽を共にしたお仲間です。どんどん成長している企業もあります。

 ところで、AirDoが最初に千歳~羽田間を飛んだのが、1998年。養鶏業の会社社長が作った会社で、現在比較的お安く東京に行けるようになったのも、AirDoのおかげと言えるのではないでしょうか。私は世の中を変えるような大きなことはできませんが、「一八のおかげで、食卓が明るくなった」と言ってもらえるよう、日々精進いたします。

何気なくSTVラジオに・・・その2

 何気なくSTVラジオに出ていたお話を先週させていただきました。今日は、私の声は出ませんでしたが、平成25年12月8日の番組で、ちょっと紹介されたお話を。

 日曜日の午前9:00~10:55の放送、「河村通夫の桃栗サンデー」という番組があります。あまり詳しくはないのですが、食に関する話題が多い番組だと思います。その番組の視聴者からの問い合わせに対する質問の答えに、私のコメントが使われたというものです。「一八興業水産の専務の説明です」と言っていただけました。

 その内容とは、八分乾の身欠にしんで、お漬物は出来るのか?本乾身欠を使っていたたけるのがベスト。八分乾は脂分も多く残っているので、発酵しにくい。骨も気になる。どちらかと言えば、あぶって食べたり、昆布巻きなど、煮込みなどに使うほうがいいでしょう。冷凍技術が発展してきた現在八分乾が多くなってきた、などなどの説明。

 工場で、ドタバタと仕事中にSTVラジオから電話がかかって来ました。なんで私?と聞くと、岩内海産商協同組合のホームページにヒットして、電話で問い合わせをしたら、一八の専務を紹介されたと。簡単に話して終わりにするはずが、「なるほど~」「よ~くわかります」など相手もお話のプロなので、聞きだすのが上手。さらに、綺麗な声の女性というのも、負けの原因。

 いずれにせよ、今回のことで、今年7月に岩内海産商協同組合のホームページが開設されて、その効果があったことは嬉しく思います。また、八分乾や本乾身欠にしんなどの消費者への情報発信がまだ不足しているんだなと感じました。

 

塩数の子の塩抜き方法

 塩数の子は、塩を抜いて食べてください。なんてこと当たり前だろ、とおっしゃる方は塩数の子をいつも食べていただいている方。ところが、塩抜きという言葉を知らずに、食べてしまって、この数の子はしょっぱい!と言われる方もあるようです。

 昔、御節料理をご家庭で作るのが当たり前だった時代と違い、現在は味付け数の子など、手間がかからないものも随分出てきました。ただ、やっぱり塩数の子独特のうまみ、お醤油と鰹節で食べるのがいいという根強いファンもたくさんいらっしゃるのも事実です。

 スローフード、日本食が見直される昨今。ちょっと手間がかかるけど、年に一度は数の子の塩抜きをして、純日本風にお召し上がりいただけませんか?

 北海道水産物加工協同組合連合会(通称:加工連)が、塩数の子の塩抜き方法をビデオにしました。こちらをご覧になって、塩抜きにチャレンジしてみてください。失敗しても大丈夫、その対処方法もでてますよ。

俳句の思い出

 忙しい毎日が続いています。ブログネタもついつい新聞に頼ってしまいます。先日、岩内町の小学生5人が「一茶まつり全国小中学生俳句大会」に入賞したことが、北海道新聞後志版に掲載されていました。

 スポーツだけでなく、こういった文化的なもので表彰を受けるのもいいですね。賞状を持った子供たちがとてもいい顔をしています。

 俳句と言えば、私が岩内第一中学生だったとき、国語のO先生が、毎週月曜日に5句の俳句提出を義務付けました。それが結構辛かった思い出があります。夏休みは20句だったかな?当時はイヤでイヤでしょうがなかったです。しかし、今振り返ると、俳句の作り方も身についたし、今も記憶があると言うのは、それなりに脳に刺激のあることをしてくれたのだとO先生に感謝しています。

 さて、一茶まつりには、その中学生の当時、私も2度入賞した句を持っています。「キャンプ終え 帰る車中の 寝顔かな」「畑を焼く 農夫の姿 小さくて」所詮、こんなレベルです。ちゃんと覚えていたわ。今なら、刺々しいものしか出てきません。ダメダメ、忙しさに振り回されず、心穏やかに・・・

何気なくSTVラジオに・・・その1

 皆さんは普段ラジオを聴くことはありますか?私は車に乗って出張するとき、休日の車の中で聞く程度です。ラジオ番組は、結構長寿番組が多いですね。タイトルを聞くと、ああ、聞いたことある番組だと言ってしまいます。

 さて、先月2013年11月23日土曜日、アクセスサッポロで「北のアメ横さっぽろ」のイベントで販売をしていた時、STVラジオ「ウイークエンドバラエティ日高晤郎ショー」の生放送の取材陣がやって来ました。元気いっぱいの「とついようこ」さんが、本番前に各出展者を巡回した時に、私が調子よくコメントすると、本番寸前で私に、「マイク向けるからね!」と。

 「にしんのおかげ!」「鰊切込隊長!」「にしん伝心!」と叫び、熱気あふれる演出をしたつもり。「名前は?」「き・です」「?」、時間ないんだからだれでもわかる名前にしてよ・・・・、とは言われませんでした。

 取材陣が引き揚げる時に、わざわざお礼のご挨拶に来てくれました。地元岩内でも聞いてくれた人がいたようで、後日専務ラジオに出ていたねと言ってくださる方もいました。取材陣のみなさん、リスナーの皆さん、ありがとうございました。

 来週、違う番組のお話を。しばしのお付き合いを。写真は「北のアメ横さっぽろ」会場風景です。10時オープン後は、ものすごい人でした。

カズノコとイカのチリソース煮

 年末商戦たけなわ。弊社は毎日てんてこ舞いの状態が続いています。売れるものが不足、「いつできる?」「作れるか?」「いつまで?」「数量は?」などといったやりとりがひっきりなしに続いています。

 今日は、そんな中でも数の子の宣伝をと『カズノコとイカのチリソース煮』のご紹介を。
 ~イカに含まれるタウリンやベタイン(アミノ酸の仲間)が脂肪の代謝を助けます。~
 ◆材料(4人分)
カズノコ 150g  ・モンゴウイカ 150g  ・酒  小さじ1  ・片栗粉 大さじ1
・長ねぎ 1/4本  ・しょうが   3~4枚  ・にんにく 1/2かけ

[合わせ調味料]
・豆板醤  小さじ1  ・トマトケチャップ  大さじ4 ・水 1/2カップ
・鶏ガラスープの素  小さじ1/3  ・酒  大さじ1  ・砂糖 小さじ1
・塩 小さじ1/2   ・油 大さじ1/2

[水溶き片栗粉]
・片栗粉 大さじ1/2  ・水 大さじ1

 ◆作り方
①カズノコは薄皮をとり除いて一口大のそぎ切りにする。
②イカは薄皮がついていたらとり除き、斜め格子に切り目を入れて2×4cmぐらいの棒状に切り、酒をふる。片栗粉をまぶして沸騰したたっぷりの湯に入れ、表面が白くなって松かさの模様がでてきたらザルにあけ、湯をきる。
③長ねぎ、しょうが、にんにくはみじん切りにする。 
④合わせ調味料を合わせておく。
⑤フライパンに油と3を入れて火にかけ、炒める。香りが出てきたら4の合わせ調味料を加えてひと煮立ちさせ、水溶き片栗粉を加えてとろみをつける。ソースにツヤが出てきたらカズノコとイカを加え、ソースが全体にからまるように手早く混ぜて仕上げる。

【カナディアン・パシフィック・カズノコ協会提供 レシピ開発:千葉宏子先生】

 専務、これ作れるのかい?と言われたら、「やってみなければわからない」としか言えません。この忙しい時期、作るより作ってもらうのがやっぱりうれしいよね、というのが本音でございます。数の子メーカーが言う言葉ではないよね。ごめんなさい。

北海道経済産業局の冊子で紹介

 北海道経済産業局から省エネに関する冊子が送られてきました。弊社の省エネの取り組みを成功事例として、取り上げているからです。今回は電力ピーク対策に絞った紹介になっています。

 ちょうど昨年、弊社は「北国の省エネ大賞」という賞をいただきました。北海道は夏よりも冬の電力需要が多くなっています。そこで、弊社のように省エネに成功した例を広く普及させることにより、電力需給目標を達成させたい狙いがあるようです。

 話は飛びますが、業務用冷蔵庫は自動でデフロスター(霜取り)がかかります。これが予想以上に電力消費をします。自動でオンの状態になったとき、他の動力を目いっぱい使っていたら、そこで電力ピークとなり、1年間、高い基本料金になってしまいます。この冊子では、このような具体例が書かれてあります。

 昔だと、経産省?と聞くだけで、敷居が高くて近寄りがたいものがありましたが、「にしんのおかげ」の認定やらこの省エネなどで、北海道経産局は身近に感じられるようになりました。今回の取材も若いAさんが積極的に取り組んでおられました。弊社のようなちっちゃな取り組みでも、だれかのお役に立つことが出来ればいいのですが。

 冊子はこちら見ることが出来ます。弊社は事例2、5ページ目に載っています。

年末年始の商品は一八を

 いよいよあと一カ月を切った2013年。お歳暮の手配はすでにお済でしょうか?一八の工場と事務所は毎日あわただしい状態が続いています。

 数の子はお客様にとっては年一度のお買いものになる場合が多いですね。私たちにとっては何万個のうちの一つでも、お客様にとっては、たった一つの数の子。ですから、皆とても気を使いながら作っています。

 弊社ホームページでもご紹介している塩数の子は、本州の市場では特に評価が高い商品です。そんな商品が特別価格でご提供中。ただし、この特別価格は12月10日までのお申込みとなっておりますので、お早目にお問合わせ願います。(送料は別途かかります)

 また、セット商品、岩内名産釣たらこなどの人気商品もありますので、合わせてご利用お願いいたします。着日のご指定が可能ですので、冷蔵庫がいっぱいで入らないというお客様も大丈夫ですよ。

暴風のち雪

 今週は天気が荒れています。最初は暴風。夜中に余りの風の強さで家がミシミシときしむ音を立てていました。そして、木曜日、金曜日と雪が降りました。

 でも、一昔前なら、11月下旬といえば、結構雪が降り積もっていたものです。吹雪になる日もありましたが、今年はまだ猛吹雪というのはありません。年々、11月の降雪量は少なくなっているような気がします。

 今週の雪も水分が多く、日中はシャーベット状になります。除雪車がそのシャーベット状の雪を家の前に置いていくと、それ「をママさんダンプ」で移動するのは年配者にとっては重労働。ならば、寒いけど北海道らしい軽い雪のほうがまだましと言えるかもしれません。

 写真は朝、女工さんをワゴン車で迎える途中での風景です。どこかわかります?真冬になると、両側が雪山となり、道幅が半分になってしまいます。

第28回ビジネスプラン発表会

 今日はちょっと堅いお話。先日、札幌で「第28回ビジネスプラン発表会」なるものに出てまいりました。出てきたと言っても、聞きに行ったのではなく、その壇上で20分間発表をしてきたのです。

 副題として、「知りたい、活用したい、逸品!加工食品素材」とついています。約30名の小売業、飲食業などのいろいろな方を前に、「にしんのおかげ」の特徴、開発ストーリーなどをパワーポイントを使って説明させていただきました。

 北海道中小企業総合支援センターからお誘いの電話をいただいた時、私はいつものごとくちょっと皮肉交じりに「参加企業がいないんでしょ?だから私に?」と言うと、担当のSさんは「厳選しているので~」と。言葉というのは恐ろしい・・・。

 パワーポイントの発表なんて、いつも聞くだけでやったことないし、やっぱりドキドキしてしまう小心者です。でも、こういう地道なアピールが将来大きな変化につながると信じてやっています。ご来場いただいた皆様、支援センターの皆様、食加研の皆様、たくさんのご支援ありがとうございました。