消火栓の冬支度

 赤い消火栓も冬対策をしています。消火口のところから、ぞうさんの鼻のように、上に伸びています。最初はなんぞや?と思っていましたが、雪が降り積もると納得がいくのです。(真冬の状態は、こちらです)

 場所によっては、ほっておくと、上に伸びた口までもふさがってしまうため、消防の人たちは、定期的に巡回をして、消火栓周辺を除雪しています。岩内のいたるところにある消火栓。大火を経験し、火に対する気構えは他の自治体に比べると意識が高いように感じます。

 いつも思うのですが、ちょっと遊び心を使って、顔を書いたりしたらダメでしょうか?いろいろな表情の顔などを作って、どこにどんな顔があるとか、動物の体の一部を想像させるとか、いろんなお楽しみがあってもいいのじゃないかと思います。

 私は最近の子供が外を歩かなくなっているのを憂慮しています。消火栓を使う時は、必死なときだから、そこに遊び心を入れるなんてけしからんと言われてしまうかもしれませんが、一つの提案としていかがでしょう?

スケトウダラの煮付け

 11月から始まったはえ縄のスケトウダラ漁。スケトウダラのはえ縄漁は岩内が発祥の地です。網で獲るのと違い、いわゆる一本釣りの状態で船に引き上げられるので、鮮度抜群。岩内の名産釣たらこの原料だという事は、あまりに有名です。

 さて、親のスケトウダラ。岩内のたら丸君の元魚ですね。いろいろな料理の方法があります。古くからのカラカラになるまで干して、むしって食べる。一夜干しにして焼いて食べる。今はあまり家庭で作らなくなりましたが、でんぶの原料(岩内では“そぼろ”と言います)。そして、煮付け。

 写真は、親戚のおばさんが作ってくれた頂き物です。海からはえ縄で水揚げされたのが、夕方4時。すぐに加工場で処理されて煮付けられたのは、6時。私のお腹に入ったのは、8時。地元ならではですね。

 漁師さんたちが寒い海上でがんばって釣り上げたスケトウダラ。加工場で女工さんたちが手早く処理。食べるまでには、そんなスケトウダラの背景を想像しながら、お召し上がりください。こんにゃくと生子(生のスケトウダラの子)を一緒に煮付けてもいいですね。冬ならではの食卓のメインディッシュです。

 

ニセコいわないスキー場は23日オープン

 岩内町には、ニセコいわないスキー場があります。平成23年の今年のオープンは12月23日(金曜祝日)で、当日はペアリフトが無料で乗り放題となっています。

 今年もリフトはペアリフト一基だけしか動きません。ただし、数年前からキャットツアーという雪上車で上部まで運んでもらい、パウダースノーを滑るという企画が今年もあります。予約は、すでに順調に埋まっているようです。

 私たちが子供の頃は冬のスポーツと言えば、スキーしかありませんでした。野球部やバスケット部に入っていても、冬になるとスキーをするのが当たり前でした。

 しかし、昨今はインドア施設がいろいろと整ってきた事、スポーツの多様化で、スキー離れに拍車がかかっています。せっかく雪国に住んでいて、ニセコという世界的にも素晴らしいロケーションと雪質を備えているのです。「やらなきゃ損だよ」と思わず言ってしまいます。

 しばらくスキーから離れていたお父さん、お母さん。今は道具もかなりお安くなって昔よりもとても操作性が良くなりました。ぜひ「昔取った杵柄」を発揮して健康増進いたしましょ。

路面は鏡の状態

 12月2日晴天の気持ちよい朝でした。放射冷却状態で、気温は下がりました。青空と白い雪は、とても素晴らしいコントラストで、今までのどんよりした曇り空から一気に解放された気分になります。

 女工さんたちを迎えに車で走っている時に、ニセコ連峰のワイスホルンから日が昇ります。戻ってくるときに海が見えますが、岩内港のすぐ近くでは、「けあらし」と呼ばれる湯気のような状態が見えました。海水温と気温の差で生じる現象です。

 写真のように、日中は西の空から降り注ぐ太陽が、眩しく光っていました。光りは太陽からの直接だけでなく、濡れた路面が鏡のように反射するので、車のサンバイザーでもまぶしさを防ぎきれなくなってしまいます。

 この状態が、夜になるといわゆるブラックアイスバーン状態で、ツルツル路面になります。本格的な冬はずいぶんと遅れているなと感じますが、週末はまた荒れるようです。こうして、荒れた天気と、穏やかな日が交互に来ながら、冬へと進んでいきます。

 山があるから谷がある。忙しいときがあるから、暇な時もある。儲からない時があるから・・・・・やっぱり儲からない。今年もあと一カ月、がんばるぞっと。

塩数の子の塩抜き

 お正月にはなくてはならぬ、数の子。一般的に数の子とは、塩数の子を言いますが、数の子には干し数の子や味付け数の子などの商品があります。

 干し数の子も塩数の子も冷凍技術が発達していない時代の保存に適した商品でした。ただし、それだけではなく、旨みを閉じ込めるという理屈も存在します。伝統的な手法こそ、素材本来の旨みを生かす方法でもあるのです。

 とはいえ、塩数の子の塩抜きが面倒だという気持ちもよくわかります。上手にできない、失敗するという人は、真水でどんどん抜いてしまって、後から薄い塩水を浸して塩分を調整するという方法もあります。

 私は、完全に塩を抜いてしまって、それから海洋深層水(原水)に漬込みます。岩内にお住まいの方ならば、深層水は簡単に手に入るので、ぜひお試しください。もちろん一八の塩数の子をお求めいただいてですよ。ありがとうございます。

 

バスの冬の時刻表

 毎年、12月1日と4月1日は、岩内のバス運行時刻表が変わります。12月1日から3月31日までは、いわゆる冬時間になるのです。11月30日の新聞の折込広告として届けられるのが、写真の時刻表です。

 どこが変わるか、わかる人はいつもバスをお使いの方ですね。雪国では当然の事なのですが、冬道は車のスピードも遅くなり、移動時間が夏に比べると多くかかります。

 岩内発札幌行きのバスの時刻を見ると、夏時刻に比べると10分早く出ます。でも、札幌に着く時刻は一緒です。反対に札幌発の時刻は同じなのですが、岩内着は10分遅れになります。もっとも、冬場は猛吹雪になる事も多いので、それ以上に遅れる事も何度もあります。

 札幌-岩内間を走る北海道中央バス高速いわない号はトイレもついていて、ほとんど座ることができます。乗用車に乗ることが当たり前になっている現代ですが、冬道の運転に自信がない方、寝不足な方、たまにはのんびりバスの高い目線で景色を楽しみながらバスでの移動も経験してみてはいかがでしょう?

ゴメの風見鶏

 岩内港にいる鳥はウミネコでしょうか?カモメでしょうか?画像からわかる方はいらっしゃいますか?私はわかりません。動物園に行くと、この2種の違いを説明していて、何度か読んだ事があるのですが、毎度忘れてしまいます。

 どっちでもいいのですが、岩内ではこの鳥の事を、「ゴメ」と言います。ゴメというくらいですから、カモメ、カゴメ、ゴメ・・と変化していったのでしょうか。

 とある日のゴメの休息です。この日はかなりの強風で、携帯のカメラを写そうにも、強風で手がぶれてしまうほどでした。そんな強風の時、このゴメたちは風上に向かってじっとしています。生の「風見鶏」だと思いました。

 人間の生活とダブって見えました。いろんな障害、降りかかってくる難題に、風の抵抗を少なくかわしていく。でも、その立ち位置は変わず。1羽だけ、強風に逆らって飛ぼうとしているけど、前に進んでいかない。風に跳ね返されながらも、前に行こうとする。

 このほか、人間は「風のないところへ逃げる」という事を選択できます。さて、あなたの人生はどちら。

イチオシ商品カタログに「にしんのおかげ」が掲載されました

 弊社は3年前に地域資源活用事業の認定企業になりました。平たく言えば、国の認定企業となって、補助金を受けることができたり、さまざまな支援が受けられるというものです。

 認定になるには、厳しい審査があり、書類づくりだけでも大変な思いをしました。認定=補助金と思っていたら、大間違い。補助金を受ける権利を得ただけで、そこからまた申請書類づくり。なんとも大変なことになってしまいました。

 ただ、粘り強くやっていると、それなりに応援してくれる人も出てくるもので、北海道経済産業局と窓口になって支援してくれている中小機構北海道が、認定企業の中から20品目をカタログにしてくれました。

 その中に弊社の「にしんのおかげ」が掲載されています。いつもいろんなイベントでお会いする企業の商品も並んでいて、仲間意識が出てきます。紹介文を書いてくれたライターさんも、このブログを読んで弊社のファンになってくれました。

 こうして、一歩一歩進んで、応援してくれる人、同じように進んでいる人の輪ができる事が、何より励みになります。パンフレットのダウンロードは北海道経済産業局ホームページのこちらです。

岩内町「歴史散歩」パンフレット

 ありそうでなかった岩内町のパンフレットができました。「文化と歴史の地図」というものです。北海道新聞の後志版に先日紹介されたのですが、岩内町郷土館指定管理者、特定非営利活動法人ぱとりあ岩内が発行しました。

 編集を担当した郷土館でお仕事をしている二人の女性が、実際に現地を歩いて情報をまとめ上げたとのことです。裏面には明治の頃の要所の写真もついていて、現在の風景と比較する事が出来るようになっています。

 ちょうど岩内を一周できる散歩コースを紹介してあり、ゆっくり散策しても2~3時間程度で回る事ができます。道順もなるほどと思わせる内容です。でも、真冬にこのコースを歩くのは、結構物好きの方かもしれません。

 岩内町郷土館は、残念なことに12月から3月までは冬季休館となります。それなのに、何で今時期にこのパンフレット?と横槍を入れては一生懸命に作られた人に失礼ですね。地元のウオーキングをされている方にも、岩内のこんな歴史を探りながら歩かれる事をぜひお勧めいたします。

マラソン大会の参加賞のTシャツ

 マラソン大会当日、受付をすると、大会要項とともに、参加賞のTシャツ等がもらえます。Tシャツにはそれぞれの好みがあるでしょうから、一概には言えませんが、私個人の感想を今日は書かせていただきます。

 今年はハーフ、フルの大会に合計10回出ました。そのほとんどの大会では参加賞にTシャツがついてきます。毎回もらうと、そんなに着ないよと言いたくなります。そんなに出なきゃいいだろと言われれば、それまでですが。

 普段はMサイズの私ですが、申込のときには、Sサイズにします。理由は、家族でだれかが着られるように。でも、持って帰ってくると、息子たちは「センスわり~(悪い)」と冷たい言葉を吐き捨て、しぶしぶ妻が作業着代わりに着てくれたりします。

 千歳マラソンのデザインは毎年我が家では人気があります。昨年まで人気がなかったのは、洞爺湖マラソンと札幌マラソンです。洞爺湖は、色使いが毎年ブーイング。札幌マラソンは、キャラクターの変な鳥が嫌がられます。でも、この二つの大会の今年はセンスが良くなったとの評価でした。

 残念だったのは、北海道マラソンですね。何であのしょぼいの? メダルにお金をかけたので、Tシャツのデザイン代はケチられたのでしょうか?4時間制限だった時代は、デザインの良し悪しにかかわらず、北海道マラソンのTシャツを着ていただけで、ちょっとステータスを感じさせたものです。

 素材はほとんど、機能性Tシャツになっていますが、写真のさよならマラソンでもらったものは、なんと綿100%でした。今時珍しいですが、なんとなくほっとしました。今年は出ませんでしたが、ニセコマラソンはスポーツタオルですので、何本あっても使えます。

 毎度マラソン大会に出ている人のわがままではありますが、そろそろ参加賞=Tシャツとするのは、考えてもよろしいのではないでしょうか?参加されている皆さまはどのようにお考えでしょう?明日あたり、箪笥の引き出しを開けて、あまり着ていないマラソン大会のTシャツを断捨離する?