いわない楽座にたくさんのたら丸グッズ

 先日、商店街の人たちとお話をしたら、岩内には6つの商店街があるんですって。岩内の人は知っていましたか?銀座通り商店街、名店街、駅前通り商店街までは言えますが、そこからは・・・??、関係者の人がこれをお読みになったら、けしからんとお叱りを受けるかもしれません。

 どの自治体の商店街も、人口の減少と郊外大型店舗の進出で、商店街は空洞化になっています。ただ、そこでもいろいろと策を練って頑張る人たちもいる事は忘れてはいけませんね。

 岩内名店街には、「いわない楽座」という店舗があります。たら丸焼きが買う事ができる他、レアなたら丸グッズがいっぱい。たら丸ポイントカードの商品交換もこのお店でできます。また、コミュニティースペースのような部屋もあり、ちょっとした奥さまたちの集会などに使えます。詳細はいわない楽座にお問い合わせください。電話0135-62-2525

 いわない楽座を運営している人たちも、いろんなジレンマを抱えながら活動しています。たら丸ファンの皆様、岩内に来られましたら、いわない楽座を覗いてみてください。でも、日曜日、祝日がお休みなので、ご注意を。

神シェフの「にしんのおかげ」で、きのこパスタ

 先日、札幌のレストラン中国厨房GENさんのお店に伺ったお話をしました。季刊誌choi-plusに掲載された、にしんのおかげを使ったきのこパスタをいただきました。今回はそのレシピをご紹介いたします。

 うまみ成分というのは、いろいろなものがあります。Myだし醤油の作り方(11月11日付)でもお話したように、ひとつのうまみだけでなく、いろんな種類のうまみが組み合わさることによって、うまみの相乗効果が出てきます。

 ご家庭のだしでは、煮干し、鰹節、昆布という出汁がありますね。ちょっと難しい表現では、煮干しや鰹節はイノシン酸のうまみ。昆布はグルタミン酸のうまみがあります。中国厨房GENさんの神シェフは、化学調味料は使わずに、昆布茶を使って、うまみを出すとおっしゃっていました。ですから、ニシンのおかげはイノシン酸のうまみ、それに昆布のグルタミン酸との合わせ技でうまみ倍増ということになります。

≪神シェフの「にしんのおかげ」で、きのこパスタ≫

【材料2人前】 スパゲティ(1.6mm)180g、卵2個、きのこ(しめじ60g・マイタケ60g・生椎茸60g・エリンギ60g)、中華スープ180cc、ニンニク2片、鷹の爪4本、にしんのおかげ大さじ3、昆布茶少々、塩少々、コショウ少々

  1. ニンニク、鷹の爪をフライパンで炒めて油に香りを移す
  2. きのこを入れて少し火が通りかけたところで、中華スープとニシンのおかげを加えて煮詰める
  3. 昆布茶、塩、コショウを入れて味を調える
  4. 茹であがったスパゲティを3に加えてよく和え、皿に盛る
  5. 熱した油の中に生卵をそっと落とし、ポーチドエッグを作って4の上にのせる

平成23年の勤続表彰

 勤労感謝の祝日の前日に、勤続表彰の賞状と記念品が届きます。弊社は、5年単位での表彰を長年続けています。今年は、15年表彰が工場から1名と、20年表彰が事務所から1名でした。

 記念品などの購入は企業負担で、経費削減のために表彰を取りやめる企業も増えているようです。企業独自で記念品を贈る方法もありますが、私の考えとして勤続表彰は、地域社会に貢献しているという立場から、商工会議所からの表彰でいいと思います。

 弊社のような企業は、岩内町外からのいわゆる外貨を稼いでいます。自ら言うのはおかしいでしょうが、企業としての存在そのものが、岩内町や北海道に貢献している自負があります。そして、その企業を支えているのが、まぎれもなく毎日こつこつと働いてくれている従業員なのです。従業員には、ここで働くことが岩内のためにもなっているとわかってほしいのです。

 写真は、20年表彰の賞状です。5年、10年表彰は、岩内商工会議所からの賞状ですが、20年となると、北海道商工会議所連合会からと岩内町からも賞状が届きました。もう少し、センスのいい賞状と額にしたら?と思うのですが・・・・

 勤続表彰おめでとうございます。これからも健康に注意して、勤務してください。 

岩内-共和町の道路事情

 岩内町から札幌方面に出るときは、国道276号線を利用して出るという人が多いと思います。路線バスもその道を使っています。

 私は最近、その国道が交通量が多くなった事と、信号が多くなったということであまり使わず、発足(はったり)という共和町の農協さんがある道を使います。距離は少し長くなるのですが、比較的スムーズに流れるので、時間的には早いと感じます。

 この二つの道の間に、現在自動車専用道路が建設中です。旧国鉄の線路跡地の土地を利用した道になるようです。詳細な情報は私にはわかりません。興味のある方は、関係組織にお問い合わせください。

 いずれにせよ、まだその道ができるには時間がかかるようです。先に述べたどちらの道も、パトカーや速度違反の測定など頻繁にやっていますので、ご注意を。あらっ、もう捕まった経験がおあり?

 写真は、その建設中の道路付近の田んぼです。幌似地区です。

赤い旗が立っていると、休校だったお話

 11月21日、冬将軍がやってきて、本格的な吹雪になりました。これぞ岩内の冬です。今までも、何度か雪が降ったりしましたが、ただ降ったというだけで、冬というよりは晩秋という表現が正しいような。視界が利かなくなるような吹雪になって初めて、「冬」だと実感します。

 さて、昔話をひとつ。私が小学校に通っていた当時、ちょっと先も見えなくなるような吹雪になると、学校に行く事も大変でした。背が低いので、頭は地面に近い。それだけ風で舞い上がる雪が顔にぶつかったり、ひどい時は息もできなくなるのです。

 風が強い岩内ならではの吹雪です。そんなひどい天気の時、街角の数か所に、赤い旗が立っている事があります。それが立っていると、学校は猛吹雪のため、臨時休校となります。見えた瞬間、嬉しくなっちゃうんです。私のところは、その旗は寺門商店という製麺店のお店の前に立ちました。

 そこまでたった100mなのですが、強い風で呼吸が出来ず、後ろ向きで歩いたり、横を向いたり。現在のように除雪が行き届いているわけではなかったので、危ないというのが理由だったのかもしれません。今はさすがにそんな事はないようです。私の子供たちが悪天候で臨時休校になった時は、前日に電話の連絡網で休校になると連絡が入りました。

 皆さんのところはどうでしたか? 反対に赤い旗が立っていると思いこんで、立っていなかったときは、がっかりして登校したものです。

今年の塩数の子はお買い得です

 たらこ、いくらなどの代表的魚卵製品が、今年は値上がりをしてます。しかし、数の子の商品は値下がりしています。お客様にとっては、今年は数の子が大変お買い得になっていると思います。

 なぜこのように値上げ、値下げという状況になるのでしょう。いくらを例にとりますと、今年はサケが不漁でした。各地の浜はいくらの原料となるサケを確保しようとして、高値に推移します。その中には、工場を動かすために、採算度外視で原料を買い付ける業者さんもいます。当然、コストが上がるので、商品の価格も上がるということになります。

 では、数の子はどうでしょう?今、日本で流通している多くの数の子は、アメリカやカナダ産のものです。親魚はもちろん、ニシンです。漁獲に関しては、厳しい制限があり、資源管理がしっかりとしています。比較的安定した供給がされるのは、この資源管理によるものです。

 近年、数の子の需要と供給のバランスが崩れ始め、供給過多になっています。ゆえに、今年の原料買い付けも値下げ基調となり、商品の価格も値下がりしたというわけです。ですから、今年数の子がとてもお買い得なのです。弊社のホームページ掲載の塩数の子も特別価格でご提供させていただいています。お申込みは12月10日までの限定となりますので、ぜひご利用をお待ち申し上げています。

 値段は下がっても、品質は毎年と同じ、自信を持ってお勧めできる商品です。

さっぽろさよならマラソン2011

 北海道の11月と言えば、もう雪が降るのに、なんでマラソン大会があるの?なんて思ってしまう、「さっぽろさよならマラソン」。大会の存在は知っていましたが、11月は仕事もハードな状態だし、練習なんてやっていないに等しいから、「出ない」と決めていた昨年まで。

 ところが今年はエントリーしてしまいました。理由は二つ。毎年最後のレースとしている北海道ロードレースは仕事で出る事が出来なかった事。もう一つは、このブログでも何度か登場している小樽のS氏が釧路に転勤になるとの事。でもって、単なる送別会よりも、走った後に送別会をしましょうということに。文字通りの「さよならマラソン」だね。

 11月13日。今まではずっと自分のために走ってきたけれど、たまには、人の役に立つ走りもいいかなと思い、S氏のペースメーカーを買って出ました。コースは真駒内スタジアムの外周からスタート及びゴール。ハーフは豊平川河川敷の同じコースを2周。

 S氏は2周目にかかると、極端にペースダウンしてしまい、1時間40分を切る事ができませんでした。彼のベストは34分なので、その記録と同じ4分30秒/キロで引っ張って行きましたが、持ちこたえられなかったようです。一度ダメだと思ったら、猫背になって下を向き肺を縮めてしまう癖があるようです。給水もかなりのロスを生じています。

 ちょっと生意気な事を言ってしまいました。私もコーチ気どりで勘違いもはなはだしい。走り始めてまだ2年目のS氏。いろんな経験を積んで、強くなって帰ってくることでしょう。楽しみにしています。

 さて、ちょっと怒られるかもしれませんが、ゴールラスト1km付近で、S氏のペースメーカーをやめ、1kmほど逆走しました。もちろん、他のランナーに迷惑をかけない走りでです。後から来た仲間のMさんの100m後にS女史がいるので、S女史をひっぱり、Mさんを追い抜こうと仕掛けましたが、最後のところで気付かれて、逃げられました。でも、なかなか楽しかったです。

 この後は、お風呂に入って、美味しいビール。今日のレースを肴に飲ませていただきました。これにて、今シーズンのマラソンはおしまいです。写真は、ゴール付近です。右側は2周目にかかるときに走るコース。ゴールは左側。チップでの計測はしていませんでした。まるで10月初旬のような穏やかな天気と気温でした。

食料新聞一面に、調味料選手権2011の記事

 日本には、さまざまな業界新聞というのがありますが、食料新聞という新聞が東京の日本野菜ソムリエ協会から届きました。11月3日調味の日に行われた、調味料選手権2011の事が書かれています。

 最優秀賞になった秋田県の株式会社諸井醸造の「しょっつる十年熟仙」という商品にスポットが当たっています。とはいえ、入賞の欄に「にしんのおかげ」一八興業水産株式会社と出ていますので、ちょっとほっとしています。

 この最優秀賞になった商品は、ハタハタを原料にした魚醤油のしょっつるをさらに10年熟成させて作ったビンテージものです。年間500本しか作れないとのこと。ですから、ボトルの首に巻かれた紙には一本一本に手書きで215/500とか書かれた数字が記載されています。

 負け惜しみになってしまいますが、これも調味料?という商品もエントリーされていたので、伝統的な王道の商品が最優秀に選ばれたのは、良かったと思います。

 食という商売をしていると、その土地の文化、生活習慣とのかかわりがいかに大切かと感じる事があります。伝統を残しつつ、新しい事にも挑戦する。そして食文化を継承していく。私は最近、こんな事を意識しています。ようやくか?とヤジが飛んできそうですが・・・・

いか船が集まっています

  外来船という言葉が港には存在します。黒船のような海外からやって来た船ではありません。その港に属する船ではない、他所から来た船の事を言います。

 岩内港では、いまスルメイカ漁が豊漁になっています。みなさんが普通イメージするのは、夏の風物詩の漁火でしょう。ですが、近年は12月頃まで岩内沖でのスルメ漁が行われています。

 岩内港に属するイカ船は、漁のあるところを北上したり、南下したりします。もちろん、毎度母港となる場所まで戻って水揚げするのではなく、その土地の港に水揚げするのです。いうなれば、漁師さんの出稼ぎというやつです。

 遠くは岩内の船が長崎まで行ったり、逆に長崎の船が岩内に来て漁をしたりするのです。それを外来船と言います。

 外来船が来るということは、イカの漁があり岩内の市場でセリにかかる数量が伸びます。港も活気づきます。また、船の人たちが滞在することによって、生活費が町に落ちるという経済効果もあります。ですから、やはり海は豊であってほしいのです。

じょっぴんかける

 先日の日曜日、札幌から岩内へ帰る時に、小樽で電車からバスに乗り換えるのに、タイミング悪く、1時間も待ち時間を作ってしまいました。じっとして時間をつぶすということが苦手な私は、ここぞとばかり、散策をします。

 小樽にはアーケードの商店街がいくつかありますが、駅に一番近い都通り商店街を歩いていると、写真のように、大きな垂れ幕がありました。北海道の方言で、「じょっぴんかける」という言葉があります。

 もちろん道産子ならすぐお分かりですね。「鍵をかける」という事です。でも最近の人たちはほとんど使わなくなったなぁ~と思います。方言の強い人にとっては、「じょっぴんかる」というのが最も正しい?表現のようで、「かける」ではなく、「かる」なのです。

 語源はわかりませんが、雑学しとして道産子との会話に応用ください。12月にかけてせわしくなってきますが、不用心にならぬよう、しっかりじょぴんかけてください。

 「ちゃんとじょっぴんかって、手袋はいて、ゴミ投げてから行くベ」