稲刈りが始まりました

 岩内の山の方はすぐ共和町になります。私のランニングコースでもありますが、そこの田んぼで稲刈りが始まっています。農業の方の知識は疎いので、みなさんに上手に説明はできませんが、実が詰まって頭が下がっている様子を見る限り、順調だと思うのですが、さていかに。

 今年の春は気温が低く、田植えも遅れたと聞きます。7月の天候不順、9月の長雨などいろいろとマイナス要素はあったようですが、なんとか収穫できて良かったですね。

 近年北海道のお米が美味しくなったと言われています。技術改良の成果ということも要因ですが、平均気温が上がっている事も要因だと思われます。冗談で温暖化が進んで、北海道も暑くなって本来本州の気候で栽培されるものが、北海道で作付されるようになるのでは?という声もあります。

 でも、それがだんだんと冗談ではなくなるかもしれませんね。北海道でお茶やみかんが栽培されるなんてことも?まさか!と言っているうちはいいのですが。お魚も本州で獲れるものが北海道で最近よく獲れるなんて事も。また話が脱線しました。

9月26日岩内町大火の日

 あれから57年です。岩内町大火の日。昭和29年(1954年)9月26日に、岩内町の8割を焼失した大火があったその日から。

 弊社は先代紀伊右エ門が事業を興してから、何度か火事にあっています。その都度大変な思いをし、火の扱いに対する事は、ことさら厳しかったのです。

 先代は、若かりし頃消防団に所属し、自らも火事の現場に入るなどしていましたが、その最中に自らの命を失いかけた事もあると聞きます。

 ちょっと画像が見えにくくて申し訳ありません。弊社事務所の女性職員の机の横にあるごみ箱です。今時このような木で作ったゴミ箱なんてないと思いますが、弊社の事務所では当たり前のように使っています。先代が、だれかに作らせたものだと思いますが、このように書かれてあります。『岩内大火を忘れるな 火の用心』

 裏面にはこのようにも書かれています。『一八興業水産株式会社 再建の日』。すべてが焼けつくされ、意気消沈するのではなく、なにくそ負けるものかという気持ちの表れだったのでしょう。私が言えるような立場ではありませんが、災害を受けても、こんな気持ちが大切だと先代に言われているようです。

第20回ピパオイヘルシーロードレースに参加しました

 11日のニセコトレイルランの筋肉痛が終わったと思ったら、右足首の違和感。ちょっとやっちゃったかなと不安な気持ちを抱きつつ、23日秋分の日は美唄まで車を走らせ、ハーフマラソンの大会に出てきました。

 美唄って、アイヌ語のピパオイから来ていたのですね。勉強になりました。意味は「カラス貝の多く棲む沼」を意味する「ピパ・オ・イ」pipa-o-i[カラス貝・多い・もの(沼)]から。

 この大会は、公認ハーフの部。ハーフの部。10k、5k、3k、2kとありました。車いすの選手も一緒に走るのです。表彰は公認ハーフの男女別のみ。大会名がヘルシーですから、競技のためというより、楽しく汗を流しましょうという感じですね。

 受付は、高校生たちだけでやっていて、なかなか好感持てます。控室はめちゃくちゃ立派な体育館。これなら、雨が降ってもOKです。開会式は、お偉いさんの椅子まで用意されていて、かなりかしこまっているなという印象。

 レースは、10時に車いすの選手がまずスタート。今まで経験がないので、近くで見ることができました。テレビで見ていると、ビュンビュン高速で行くようなイメージでしたが、かなりきつそうでした。

 10時5分に、マラソンの全種目同時スタートです。これは面白かったですね。子供たちと一緒にスタートするので、危ないかなとも感じましたが、それなりにバラけて走れるものです。

 コースは田園のフラットなコース1本の折り返し。最初の1kで2kの人たちが折り返す。1.5kで3kの人たちが折り返す。2.5kで5kの人が折り返すといった感じ。5kでそれまで一緒に走っていた人たちが、半分いなくなったと思ったら、10kの人たちが折り返してしまったということです。

 給水も子供たちがやってくれて、手渡しされるコップを受取ると、「やった、成功!」と声が聞こえてほほえましかったです。給水所は4か所。ゴミ箱が給水所から近かったので、きれいな道に捨てることができず、次の給水所で使い終わったコップを捨て、その間はずっと握って走っていました。

 結果は1時間28分。なかなか28分切りができないなぁ。右足首痛は途中からやってきて、折り返しの時は、かなり負荷がかかって、不安になりました。けれども、北海道マラソンの教訓を生かし、最初に走れないと決めつけるなと言い聞かせ、走り通しました。なんとか、最後はスパートもかけることができて、一安心。

 抽選は、ゴールした人が箱から自身で引きます。そこで当たらなかったら、外れ専用のクジをまた引いて、カラクジなし。クジの心理をついていて、なかなか楽しいものでした。私は2回とも外れで、美唄産野菜の詰合せをもらいました。美唄産野菜入りの豚汁もおばちゃんたちが頑張って作ってくれて、美味しかったです。

 一日を楽しませてもらいました。美唄の温泉にゆっくり入って帰ってきました。北海道マラソンの完走メダルの作者、安田侃さんの出身でもあり、アルテピアッツァという自然調和型美術館もありますが、見るのはまたの機会ということで。私は足の回復に努めねば。

アレルギー症状と煙?

 私は子供の頃から季節の変わり目にアレルギー症状が出ます。くしゃみ、鼻水です。今は秋の部の最中で、目や耳までかゆくなります。ただ、最近は症状が軽くなっています。

 その理由は、アレルギー症状が出る前に、耳鼻科に行き、薬を処方してもらうこと。なるべく寝不足にならないように心がける事。が軽くなった要因かもしれません。あと一つ、漂っているタバコの煙を吸う環境が少なくなったことがあげられます。

 タバコの煙がアレルギーに関係するのか?と思うでしょう。直接の原因でなくとも、ダンプカーの排気ガス、今はなくなりましたが、スパイクタイヤ時代の粉塵なども、私にとっては、くしゃみ、鼻水の誘因物質でした。

 もちろん私はタバコは吸ったことがなく、煙が漂って来ると、辛い状態になります。愛煙家の皆さまには申し訳ないのですが、私と同じようなアレルギー患者もいることは知っておいてください。喫煙者を責めるつもりで書いたわけではないので、誤解なさらぬよう。

 写真は、旧線路跡地雑草(たぶん、ヨモギ)です。私の体は、秋の季節はヨモギに反応します。

いわない道の駅のにしんのおかげ

 いわないの道の駅では、弊社の「にしんのおかげ」を販売しています。先日、道の駅に伺うと、道の駅のお姉さんがちょっと工夫をされて販売しているのを見ることができました。

 カウンターににしんのおかげを持ってきていただくと、パンフレットでくるりとまいて、輪ゴムをかけ、たら丸の絵柄がついているビニール袋に入れてくれます。【写真参照】

 パンフレットって、意外と読まないのですが、このパンフレットは「にしんのおかげ」がどのようなものかちゃんと書かれてありますし、裏面にはレシピもついています。旅のついでにお買いになり、にしんのおかげをお土産にパンフレットとたら丸のビニール袋付で渡せば、いただく方も喜ばれると思います。

 いわないの道の駅は、とかくトイレが遠い、狭いなどという声が聞こえますが、私は箱だけ立派にしても、そこで働く人が旅の方をもてなそうという気持ちがなければだめだと思います。そんな意味では、いわないの道の駅のお姉さんたちは、ちっょとした事をさりげなく工夫して頑張っていると思います。

 本日から連休ですね。ニセコパノラマラインも開通したようですし、台風も過ぎたようなので、岩内に来て道の駅にいらしてください。そして、にしんのおかげがこの写真のように出てくるか、お試しください。でなかったら、ブログと違うよと催促しましょ。

ぐっと寒くなりました

 9月に入っても、汗ばむ陽気が続いていて、秋が来るのだろうかと心配していましたが、やはり寒くなりました。今週に入ってからは、朝は肌寒いほど。

 こんなとき、寒がりな北海道の人は、ストーブに火を付ける人がいるかもしれません。昔、ルンペンストーブや薪ストーブなどを使っていた時代は、部屋の中央に位置していたので、春になると取り外し、冬になると物置から出して設置するという事をしていました。

 しかし、近年はストーブはFF式が主流になり、壁側にあるので、そんなに邪魔に感じません。ですから、一年中すぐに使える状態にあります。ということで、寒ければすぐに火を付ける人が多くなりました。

 弊社の事務所は昔ながらの煙突のついた石油ストーブがあります。社長は寒がりなので、すぐ火をつける。私は消す。ということを季節の変わり目には行われています。

 山はまだ白くないのですから、ストーブに火をつけないで着るもので調整しましょう。写真は地場産業サポートセンターから見た岩内岳です。まだ紅葉にもなっていません。

年末向け数の子作業が始まりました

 年末のギフトやお正月用に、綺麗に並べられる塩数の子。その作業が始まりました。

 塩数の子の消費が落ち込んでいるのは、塩抜きをわざわざしなくてはならないなどの手間のかかるものとして、敬遠されている事があります。ただし、本当はそれだけの理由ではないのです。

 数の子と聞くと、高いものというイメージがあると思います。確かに30年ほど前は「黄色いダイヤ」と呼ばれるほど、高価なものでした。そして、相場を操り、大もうけしようという者もいました。そんなことで、普通の消費者からは敬遠され、食べないご家庭が増えてきた事も原因ではないでしょうか。

 さて、今はどうでしょう?どんどん値段は下がり、たらこやいくらなどの値段と変わらないようになりました。もちろん、いろいろな評価の方法があるので、すべてが安いというわけでもありませんが、昔に比べると格段に安くお手頃になっています。

 年に一度くらいは、塩数の子を購入されて塩抜きして召し上がっていただくのはいかがでしょう?私たちも精一杯喜んでもらえるよう作っています。やっぱり面倒だと思う方は、味付け数の子等のいろんなバリエーションも出ていますので、ぜひ数の子を食べてみてください。

 

北海道Walker2011年10月号に「にしんのおかげ」が出ています

 北海道Walkerという雑誌に今年の4月号で「にしんのおかげ」が取り上げられましたが、本日9月20日発売の10月号にも取り上げられました。

 全道ご当地ゆるキャラの名産自慢という特集です。いろんな地方のゆるキャラがその地方の名産を紹介するというもので、岩内町は、もちろんたら丸、べに子が出ています。彼らの紹介するものが、弊社の「にしんのおかげ」。

 スケトウダラのたら丸がニシンの商品を紹介するというのも、またちょっと変かもしれませんが、そのへんはあまり突っ込まずに見てください。

 笑っちゃうキャラクターが北海道にはたくさんあります。今回紹介されたゆるキャラの中でも、たら丸はダントツの知名度だと思います。雑誌には『泣く子も黙るスターがPRする海のまち』と書かれてありますが、さてさて本当に泣く子が黙るのでしょうか?たら丸君、今度泣く子の前に出てみてよ。

2011年後志収穫祭

 ウイングベイ小樽で開かれている、2011後志収穫祭。弊社は今年初めて参加しています。18日、19日の二日間です。

 18日の初日は、10時から販売開始ですが、開始と同時にどんどん人がやってきます。中でも一番人気は、小樽水産高校さんの缶詰が安いとあって、行列になっていました。

 私は、早起きして朝の仕事を片付けてから、小樽へ。開店2時間前に到着して準備。5時までずっと立ちっぱなしでお客様の対応をさせていただきました。お買い求めいただいた皆様、ありがとうございました。

 お隣は寿都町の道の駅のみなさんでした。ホッケの開きが弊社のものと、寿都のものと並んでしまいました。「食べ比べしてみてください」とお勧めして、快く買っていただいた方が何人も。こんなイベントならではのコラボの販売方法でした。

 本日19日もやっていますので、商品が無くなる前に、お早目にお越しください。お得なものがたくさんありますよ。

第12回トレイルランinニセコに初参加

 「トレラン」という言葉は、ランニング系のスポーツをしている人は、ご存知かと思いますが、いざやってみるには戸惑っている人も結構いると思います。このトレイルランニング、要するに山の道を走る競技です。自然の中のマラソンですね。

 9月11日、第12回トレイルランinニセコという大会に出ました。昨年まで興味はあったのですが、泊マラソンと日程が一緒だったので、そちらを優先していました。

 トレランの大会は初めてなので、ちょっと緊張。給水所がマラソンのように多くないので、自身で少し水や食べ物を持つ必要があります。ただし、これは個人差があるので、早く駆け抜けるためには、できくるだけ身につけたくないですし、長丁場になる人は、しっかり装備しなければなりません。

 シューズも、水の中に入ってしまうこともあるし、泥のような道もあるので、登山靴のようなくるぶしがかくれなくてもいいので、それなりのしっかりした物のほうがいいです。

 さて、私は30kの部に出ました。スタートはヒラフスキー場の下。冬は何百回も滑ったコースを雪がない状態でよじ登ります。最初の急登で体力差で人がバラけました。9合目程まで登り、今度は西側のアンヌプリスキー場へ急降下。下部の迂回コースから五色温泉に向け、登り。駐車場が出てきて、まともな登山道を使ってアンヌプリ山頂へ。

 そこで「半分です!」と言われました。へっ?マラソン大会のような距離表示はほとんどありません。あったとしても、信じてはいけません。スキー場のコースを急降下。雪がついていたら、平らに感じたところは、なぜか急斜面に感じます。下りは経験者がやはり強いですね。登りはほとんどの人が歩きます。早い人たちは、ちょっとでも傾斜が緩くなると走ります。

 スタートに戻ったと思ったら、今度は東山スキー場の方へと指示が出ます。こんなところに道があったの?と。この大会のために作ったんじゃないの?と思えるロープあり、倒木あり、斜めの道ありのワイルドコースでした。どこまで行けば本当にゴールなのか分からず、スパートもかけられない状態でゴールにたどり着きました。

 主催はニセコの夏の楽しみを引き出した事で有名な、NAC。スタッフは皆若く明るく楽しませてくれました。30kの部と10kの部、キッズ3kの部がありまして、全部で300人ほどの参加。30k男子は120人ほどの出走で、私は3時間50分で16位でした。1位の人は3時間15分。

 トレランの良さは、自然を楽しむ事も重要な要素です。ニセコの風景も、どんどん変化していくのを感じる事ができます。それを楽しむ気持ちがないと普通のマラソンランナーにはあまりお勧めができませんね。競技中であっても、登山の最低限のマナーは持っていてもらいたいものです。これには、いろいろなところで議論されているようなので、ここでは控えさせていただきます。

 それにしても、後日下半身が何年振りかで筋肉痛になりました。競技中は心拍数が上がりっぱなし。参加者もマラソン大会に比べると若かったですね。今年は天気に恵まれず、山登りをしていなかったので、まずは天気に恵まれ良かったとしておきましょう。これを読んだトレラン未経験者の皆さま、興味持たれました?