手作り市

 岩内町の駅前通りを中心に東西に延びる商店街。東側の商店街を「ギンザ通り商店街」と呼びます。この岩内にも銀座があったんですね。東京銀座のような高級店はないですが、一般的な商店が並んでいます。

 この商店街の奥様達が、5月から10月の第一土曜日に「手づくり市」と称するイベントを行っています。すでに6年目になりました。空き店舗を利用して奥様達手作りのお惣菜等の販売を中心としたイベントです。沈滞ムードの商店街に奥様達のパワーで元気に販売する姿が目につきます。

 このイベントは、お金をかけずに自分たちでできることを一生懸命にやっているという姿が、とても好感が持てます。とかく補助金を使って大きなイベントにして、内容はとくに変わり映えのしないものが多い中、動かされる人たちではなく、自ら動く人で成り立つことは何よりです。

 本来、商店街というのは、お店が集まって相乗効果を保つ場所。車社会で郊外型大型店が増えるこの社会は、地方どこに行っても同じ風景。政治の責任もあるでしょうが、このように自らが何かをすることが商売の原点だと思います。・・・とわかったようなことを書いてしまいましたが、「じゃ~、あんたはどうなんだ?」と言われれば、・・・・ごめんなさい。

 写真は、完売になった空き店舗で片づけをしている途中での一枚。携帯カメラなので、『それなりに』しか撮れませんでしたが、ご容赦を。毎月第一土曜日は、この美人ちゃんたちに会いに、岩内町ギンザ通り商店街に足をお運びください。

岩内駅跡地

  この標識はどこにあるかわかりますか?たら丸市場というちょっと変わった広場の前、道の駅の駐車場のところです。札幌方面からバスに乗ってくると、最後にこの標識を見て、バスターミナルに到着となります。

 1985年に岩内線の廃止になり、今のバスターミナルは、旧国鉄の岩内駅を取り壊して作りました。たら丸市場と駐車場は、終着駅ゆえの引き込み線をもち、蒸気機関車の向きを変える円形の転車台がありました。私が子供の頃は、実際にSLが貨車を引っ張っていました。客車はディーゼル車でした。

 別名「盲腸線」とも呼ばていたのは、あってもなくてもどうでもいいからでしょうか。函館本線の小沢駅(現在無人駅)までの延長14.9km。札幌に車以外で出かけるときは、この汽車を利用したものです。「急行らいでん」。マニアの方ならご存知の名前かもしれません。朝、昼、夕の3本しかありませんでした。日曜日の昼の急行らいでんの発車時はなぜか蛍の光が流れていました。

 そんないろんな思い出が詰まった岩内駅跡地の変化。車社会になって、道の駅、バスターミナル、駐車場へと変貌。この岩内にも鉄道があったなんて、今の子供たちには想像もつかないことでしょうが、人間ドラマがたくさん残された場所であることは間違いありません。

血圧計

 サッカーワールドカップのパラグアイ戦は、深夜に及び、寝不足気味の方も多かったのでは?湿度が高く疲れやすいこの時期、しっかり睡眠を取りましょう。

 写真の血圧計は、数年前から工場の休憩室に設置してあるものです。働いている数人はお医者さんから血圧の薬を処方してもらっています。働く前の空いた時間に使ってもらえたらと思って設置したのですが、定期的に使っている人はほとんどいないようです。「計るのが怖い」と言うのが本音でしょうね。

 でも、毎度言わせていただきますが、健康あっての体なのですから、血圧計は無視しないで、お使いくだされ。

 私の血圧は普通の数字を出しています。昨年末の繁忙期に怒り爆発寸前の状態になったことがありました。経営者たるもの、そんな表情を出してはいけないと我慢していました。頭の血管が膨張しているのを感じ、この血圧計で計ったら、やっばり数字がびょ~んと上がってしまいました。頭に血が上るというのはまさにこのこと。怒るのは体によくないですね。心穏やかに、今日も笑顔で過しましょ。

たら丸くんからの情報

 今度の土日にたら丸くんが登場するという情報を本人(本魚)からいただきました。このイベントの詳しい情報は、後志iネットというところに出ています。

 場所は札幌市の札幌ビール園。「サッポロビール道産子感謝Day」というイベントで、ビール一杯が200円ですって。バスに乗って行こうかな?岩内札幌間のバスは中央バスの都市間高速バスというものを利用します。片道1850円。約2時間半。1時間に1本程度で出ています。

 このイベントには、一八の「にしん伝心」も出ているらしいですので、お近くの方、遠方の方、岩内の方も是非お立ち寄りください。たら丸くんに「いっぱちのブログ見てきたよ」と言っていただけると、何かいいことあるかもよ。

 たら丸くんは、スケトウダラ。漁獲の季節は11月から2月頃なんだけど、こんな暑い日に海のないところに出没して干からびないのだろうか?水分がなくならないように注意しなくっちゃ。特に夜のアルコールは鱗によくないから気をつけてね。

イカ船出港

 午後3時頃から午後4時頃にかけて、イカ漁の船が岩内港を出港していきます。戻ってくるのは、明け方から朝7時頃までにかけて。その間、明かりを煌煌と照らしイカを釣りあげます。

 

 日本海を夏は北上、冬は南下。スルメイカ。7月7日から9日にかけて、岩内神社祭りがあるのですが、それにあわせて岩内出身のイカ釣り漁船が母港に帰ってきます。水揚げが多いときには、イカのハッポーの箱が、市場の建物からあふれ、外にまで並ぶ量になります。

 イカ釣りでなぜ明るい光を使うのか?ご存知の方もいると思いますが、光にプランクトンが集まり、そのプランクトンを追ってイカが集まります。イカが光に集まるのではないのです。人間社会でも同じようなことがありますね。たとえば・・・・

 先日、イカの刺身を頂きました。美味かった!暑い日だったせいもありますが、ビールにとてもあって、幸せのひと時。

一気に夏

 28日、蒸し暑い一日でした。とは言え、本州にお住まいの方にとっては、30度を越えないのなら、たいしたことではないという声が聞こえそうですが。

 昔は北海道にクーラーなんて必要はなかったのですが、企業はもとより、個人宅でも導入をしている方が増えました。食品を扱う企業では、温度管理が必要になっているので、本州に比べると稼働日数は少ないものの、設置しているところが多くなりました。一八も例外ではなく、今日は工場から外に出ると私のめがねが曇ってしまうほど。

 月曜日は週明けで忙しい方が多いと思います。いろんなことがあって、来社の方も多く、てんやわんや。夕方には、暑さで乾燥機が故障。参りました。なんでこんな時に?と思うのですが、冷静に考えれば、こんなときだからでしょ。どんな時でも心に余裕を持たねばいけませんね。まだまだ修行が足りません。

 北海道の人は、「暑がりで、寒がり」です。常温と言われる温度帯が、きわめて狭いのです。寒ければすぐにストーブに火をつける。ちょっと我慢すれば、慣れることです。人の常温温度帯と一緒で、心の幅も心がけ次第で幅が広がるのですから、精進しましょ。

走らない理由

 マラソンの練習はそれぞれ月間○○○kを走るなどの目標を持っている人が多いと思います。ところが、その目標の距離を確実にこなしている人はなかなかいないのではないでしょうか。

 仕事をもっていれば、飲み会などにお付き合いもあるでしょう。二日酔い。急なお客様の訪問などで走れなくなるというのはよくありますね。当然仕事が長引いてしまったり。さらに、せっかく走る気満々と思ったら、ザーザー降りの雨。ということで、走れなくなる理由はたくさん出てきます。

 でも、それをうまくやりくりして目標に向かって走っている人もいます。時間の使い方次第で、ある程度は練習時間は作れるというもの。私の場合は、テレビを見る時間がほとんどなくなりました。残業をする日はできるだけその日に出来ることをこなして。早く帰ることができる日は、さっさと帰って走る。などなど。人によってその時間の使い方はいろいろです。

 ランナーにとって一番の強敵は、実は奥さんですね。家族サービスをしないと、「また走るの?!」「子供につきあってあげて!」と眉間にしわを寄せて言われた方も多いのでは?それが走らない理由になる人もいますね。埼玉在住の私の友人は、ダイエット効果があると走ることを勧め、今は理解してくれたという成功例もあります。

 さて、ランナーのあなたは走らない理由がいくつありますか?

 写真は、日曜日のランニング中、共和町のある農家の前で出会った蛇です。じっと顔を見ると、かなかな愛嬌がある顔をしていました。

たら丸の看板

 近年、ゆるキャラブームで一躍脚光を浴びた、「たら丸君」。この発案者は呉服店を営んでいた、今井さんという方。残念ながら今年の春に亡くなられました。今でこそゆるキャラというカテゴリーがあるので、たら丸君は人気者になりましたが、人気低迷期も実はありました。気持ち悪い、変だ、イメージが悪いなどなどでいつしか敬遠され。でも、TVチャンピオンのゆるきゃら選手権で2年連続準優勝という快挙。一気に全国区の人気者になりました。

 この看板は、そんな人気低迷期に作られたものです。岩内海産商協同組合の青年部がこの看板を作った時は、15名ほどの在籍がありました。17年くらい前の話です。私たち加工屋の作る代表的産品を3つアピールしようと、仕事が終わってから集まり、材料を買ってきて、トタンを張って、自分たちで絵を書いて作りました。文字はカッティングシートを使いました。数日かかって完成。今は色あせてしまいましたが、当時は立派なものでした。

 この看板に色塗りをしたとき、今井さんがわざわざ駆けつけて来て、たら丸の色の配合をしてくれたのを今でも覚えています。途中から制作ではなく、缶ビールの空き缶がどんどん増え、いつしか宴会状態に。そんな青年部の時代もあったなぁ~。残念ながら私は数年前に青年部を引退。今の青年部の所属はたったの6人ですが、若い人たちにはがんばってほしいですね。

 さて、この看板、岩内のどこにあるか御存知でしょうか。即答できる方は、たら丸マイスター(そんなのないです)ですね。わからない方は、今度岩内にこられたら、ゆっくり探してみるというのはいかがでしょう。

岩内の夕日

 23日、24日と雨が続きましたが、25日は快晴になりました。気温もぐっと上昇。ワールドカップ、対デンマーク戦を見るために早起きをした人は、このすっきりした朝を勝利とともに迎えたことでしょう。

 でも、夕方にはその早起きの後遺症で眠くなってしまった人もいるのでは?私は仕事が終ってから、ランニングに出かけました。いよいよ夏本番になろうとしているこの季節。海に沈む夕日はきれいですよ。岩内のどこから見る夕日が一番好きですか?その月によって太陽が落ちる場所が違うので、なんとも言えません。

 海岸から見る夕日。円山地区から見る夕日。雷電地区の夕日。いろんな場所のそれぞれ良さがあります。岩内町は日本海に位置するので、当然太陽は海に落ちるのですが、背後にあるニセコ連峰の色が変わっていくのも夕日を見る楽しみでもあります。岩内は海に面して、ニセコの山もあり、岩内平野、積丹半島も見える場所。

 こんなすばらしい場所に位置しているのですから、月並みな言葉ですが、「風光明媚」そのものです。地元の人は、なかなかこの素晴らしさに気がつかない。風が強くて、吹雪が多い、とマイナスの言葉はよく言うのですが、すごい場所なんですよ。

 ということで、観光客の皆さん、岩内町のあなただけの夕日スポットを探しにこられませんか?気に入った場所があったら、こっそり私に教えてください。きっといいことありますよ。

健康診断の通知

 6月10日付で書いた健康診断。この結果が昨日届きました。一人一人が封筒に入ったものを受け取り、まるで小学生が通知表をドキドキしながらこっそりのぞきこむように見る感じ。

 数名の従業員はやはり再検査の通知が書いてあったようです。この再検査とは疑わしきものがあるということで、再検査でなんともなかったということのほうが多いと思います。仮に実際に悪性のものが見つかった場合でも、早期発見になるのですから、治療もしやすいことでしょう。

 伸ばし伸ばしにしてほったらかしにしてしまうのが良くないことです。みなさん一生懸命に働いて稼いだお金が、医療費に消えてしまうのは、馬鹿らしいこと。ということを今日の朝礼でお話させてもらいました。

 今回の検査で、ブリンクマン指数という言葉を初めて聞きました。喫煙が人体に与える影響を割り出す目安として、数値化したものでした。結構この危険数値になっている人がいたようです。女工さんの中に、「専務、男をやめてもタバコはやめられないわ」という猛者もいますが、ちょっと考えてみてはいかがでしょう?