数の子の保存温度

 数の子の保存は何℃が適切なのか?ここで問題なのは、数の子と言っても、「塩数の子」か「味付数の子」かによって保存温度帯が変わります。塩数の子の場合は10℃以下-15℃以上。味付数の子は、0℃以下-25℃以上。

 たとえとして、ニワトリの生卵を凍結させて、解凍すると、元の状態には戻りませんね。塩数の子の場合これと一緒で、凍結することによって卵の粒子が膨らんで破裂してしまいます。解凍すると、食感が変化し、柔らかくなってしまいます。

 一方、味付数の子は調味をしみ込ませることで、卵の破裂を防ぐので、-25℃に保管しても大丈夫なのです。いくら、たらこも-25℃なのに、塩数の子だけ-15℃というのは、面倒ですね。でも美味しく召し上がっていただくために気を付けていただきたいことです。

 ただ、一般のお客様は、あまり深く考えず、年末にお買い求めになられたり、お歳暮としていただいた場合は、冷蔵もしくはチルドの状態で保存してください。味付数の子は冷凍庫です。商品によって保存方法が記載されていますので、注意してご覧ください。

 昔はこういうことを売り場でしっかり伝える人がいたのですが、残念ながら今は伝える人が少なくなってきています。これもメーカーがちゃんと伝えないからだと言われてしまえば、それまでなのですが。

写真は、一八のホームページからです。お買い求めはこちらから。

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