カラスのクルミ割り

 どこの街にもカラスはいるものですが、最近のカラスの行動についてお話します。

 写真のカラスは、近所をテリトリーとしているカラスです。空に飛びあがったと思うと、口から何かが落ちます。舗装道路に転がったものは、堅い殻に入ったクルミです。

 引力を利用して、クルミの殻を割ろうとしています。それだけではありません。ちょっとくらいでは割れないために、車に踏ませようとしているのです。車が近付くと、タイミング良く飛び立ち、ポトンとクルミを車の進行方向に向かって落とします。これが実に上手。

 クルミが踏まれる確率は低いとは思いますが、落下の衝撃を繰り返していれば、いつかはご馳走にありつける事が出来るでしょう。実際、クルミの殻が割れて中身がなくなっているものがいくつか落ちていました。

 カラスでもそのように頭を使って、今あるもので最大限の効果を出そうとしています。生きるためには、そんな努力が必要なんですね。カラスに負けてられません。

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