作成者別アーカイブ: 北のお魚大使

北のお魚大使 について

北海道の岩内町で生まれ育ち、大学、社会人の10年間を東京で生活。現在は家業の水産加工業を継いで3代目。 魚を食べることの大切さ、美味しさを知ってもらいたい。2009年に北のお魚大使の受験に合格。称号を頂きました。 岩内町のことももっと知ってもらいたい。そんなことから、このブログを始めました。季節の変化と岩内町をいろいろな視点から情報発信しています。

平成25年度小樽商科大学公開講座のご案内

 岩内町教育委員会が主催する、小樽商科大学公開講座というものが毎年この時期に開催されます。小樽商科大学の講師を招いて、岩内町民に1時間半ほどの簡単な講義をするというもの。

 今年は「海のくらしと法律」というタイトルがついています。このタイトルを読んで、後ずさりするのは何も読者の皆様だけではありません。私も正直、逃げますね。でも、サブタイトルがついています。『気楽に「法律」の話を聞いてみよう!』

 前評判では、面白く興味が湧くようなお話をしてくれるようです。そういえば、昨年のタイトルは「経営」についてでしたが、一般の方が聞いても面白いのではないかという内容でした。

 無料でお話を聞かせていただけるのですから、お時間にゆとりがある年配の方だけでなく、若い方にも是非聞いてほしいなと思います。毎年プロ野球のクライマックスシリーズにぶつかるんですよね。8時には終わりますから、一緒に行きましょうよ。

  • 日時 平成25年10月23日(水) 午後6時30分~
  • 場所 岩内地方文化センター2階会議室
  • 講師 小樽商科大学准教授 南 健悟氏

第51回北海道食品衛生大会で表彰

 平成25年9月11日札幌のホテルで公益社団法人北海道食品衛生協会主催の「北海道食品衛生大会」で、弊社が食品衛生優良店舗として選ばれ、知事表彰を受けました。関係者の皆様、ありがとうございます。

 堅苦しい言葉ばかりが並んでしまいました。選定基準などわかりませんが、とにかくもらえるものはもらっておきましょうと。51回も続いているのですから、それなりの歴史背景がありますね。

 食品工場にはHACCP認定などの厳密な審査のうえで与えられるものがありますが、今回の受賞は少し曖昧な選定のようですね。いずれにせよ、私たち食品を作る立場にあっては、日々衛生管理に気をつけて、生産活動をしなければならないと思っています。

 また堅いことを言ってしまいました。写真をご覧ください。楯や賞状など、ちょっとは今時のものにしてみては?と思うのは私だけでしょうか?もらっておいてそんな事を言ったらバチが当たりますね。でも、本音は花より団子だなぁ~。

ポスフール岩内店跡が福祉施設に

 岩内町の真ん中に位置するスーパー、ポスフール店舗跡地は、2007年の閉店後、何も利用されないままでいました。このたび留萌の企業が買い取り、介護付き有料老人ホームに改築すると、9月の北海道新聞に書かれてありました。

 街の中心にあったスーパーがなくなった理由は、郊外店にマックスバリューが出来、そちらに人が流れてしまったという意見が多いです。同じくニセコストアーという前進をもつダイエーの店舗もなくなってしまった記憶もまだ新しいです。その後、昔の協会病院跡地にスーパーラッキーが新築され、営業をしているのが現在です。

 ポスフールのずっと昔、私が小学生だった時は、この場所は缶詰工場があり、甘酸っぱいスイートコーンの臭いが立ち込めていました。その工場が移転し、1979年ヤマダイというスーパーから始まり、ホクホー、ニチイ、サティー、ポスフールと店名も変化してきました。

 坂の中腹にあり、店舗の上が駐車場で、その坂を初めて運転するお母さんたちはちょっと怖い思いをしたことがあるでしょう。食品工場→スーパー→福祉施設、と時代の流れをここでも感じてしまいます。ただ、これによって人が少しでも増え、街中に歩く人が増えてくれればと願います。

8年連続落選の東京マラソン

 9月26日、東京マラソンの抽選結果が出ました。この話題を今出すくらいですから、結果はもちろん落選です。2014年大会は8回目。私の落選も8回目。しつこいようですが、私の記録は誰にも破る事はできません。

 最初から当選通知なんて来るはずがないと思っていても、やはり帰宅してPCのメールチェックをしてしまう自分がちょっと情けなく、メールを開けてやっぱり落選と見て、ますます情けなくなってしまいました。

 それにしても、私のように第一回目から落選し続けている人なんているのでしょうかね?単なるくじ運だけではなく、何か違う要素があるのか、数年後にもっと感動のプロローグだったりして。と変な想像も膨らんでしまいます。

 落選で残念と思っているみなさん、私のような人間もいるのですから、がっかりしないでトレーニングに励みましょう。

平成25年度『しりべし食の魅力発信事業』に参加しました

 後志総合振興局が主催する、「しりべし食の魅力発信事業」に先日、参加してきました。

 食に関するアドバイザーが何人かいらして、参加メーカーの商品を客観的に評価、改良のアドバイスなどをいただくというものと、参加者同士、試飲食をしながら交流をするというもの。私は前半のアドバイス会には出ず、交流会だけに参加しました。

 今回は、お酒に合うものがテーマなので、もちろん、にしんのおかげ、にしん伝心、鰊切込隊長を持参。PRはもちろん、後志の酒造メーカー3社からも面白い意見をいただきました。

 美味しそうなお酒がズラリと並んでいましたが、車で行ったので、試飲出来ず。小さな容器をたくさん持っていくべきでしたねぇ~なんて笑いながらのお話。

 関係者の皆さん、お名刺交換、お話をさせていただいた皆様、ありがとうございました。これからも同じ後志として、“美味しいもの”を作っていきましょう。そして、どこかでコラボしましょうね。

カラスのクルミ割り

 どこの街にもカラスはいるものですが、最近のカラスの行動についてお話します。

 写真のカラスは、近所をテリトリーとしているカラスです。空に飛びあがったと思うと、口から何かが落ちます。舗装道路に転がったものは、堅い殻に入ったクルミです。

 引力を利用して、クルミの殻を割ろうとしています。それだけではありません。ちょっとくらいでは割れないために、車に踏ませようとしているのです。車が近付くと、タイミング良く飛び立ち、ポトンとクルミを車の進行方向に向かって落とします。これが実に上手。

 クルミが踏まれる確率は低いとは思いますが、落下の衝撃を繰り返していれば、いつかはご馳走にありつける事が出来るでしょう。実際、クルミの殻が割れて中身がなくなっているものがいくつか落ちていました。

 カラスでもそのように頭を使って、今あるもので最大限の効果を出そうとしています。生きるためには、そんな努力が必要なんですね。カラスに負けてられません。

共和町発足地区に住民管理の公園が

 岩内町のお隣、共和町は前田、国富、発足、小沢、梨野舞納、幌似などの集落からなる、面積はとても大きな町です。その集落の1つ発足地区に、今年の夏、住民が管理する公園が誕生しました。

 その名は「ふれあい広場はったり」です。発足という字は、「ほっそく」ではなく、「はったり」と読みます。町が国の補助金を使って作り、運営は地元住民で組織する人達が行うと、北海道新聞には書かれてありました。

 写真をご覧ください。ブランコやターザンロープなどの遊具、トイレ、綺麗な芝生の築山もあり、運動公園のようでもありますね。新聞によると、今後は桜を植樹したり、ブドウなどの収穫できるものを植えたりするようです。共和町は農家の街ですから、栽培は得意でしょう。

 大切なのは、住民が主体となって管理するという事。集落が小さいからこそ、出来るのかもしれませんが、行政にすべて押しつけるのではなく、自らの手で行うというのは、素晴らしいですね。願わくば、たくさんの子供たちの笑い声が、そこで聞こえるようになりますように。

本日、マラソン大会出場の皆様、楽しんで走って~

 2013年10月6日(日)本日、北海道では札幌で「第38回札幌マラソン」(ハーフマラソン他)、道東の別海町で「第35回別海町パイロットマラソン」(フルマラソン)という大きな大会が開催されます。

 私は過去8回札幌マラソンに連続出場していましたが、今年は残念ながら走る事ができません。下肢静脈瘤の手術を行って、まだ抜糸ができてないためです。手術と言っても、日帰り手術で、すぐに回復予定ですのでご安心を。

 6月に診断してもらったら、手術が必要とわかりました。でも、順番待ちで10月にならないと手術ができないとのこと。ですから、すでに申込をしていた札幌マラソンには術後4日となるために欠場という事になりました。

 札幌マラソンは、毎年参加者が増え、会場がごった返します。今年はランナーズチップと、ナンバーカードが事前に郵送されてきました。その中に、チップの返却用封筒が入っていて、私は迷わず返却してしまいました。

 今年、スタートが変わりましたね。女子と男子に分けていた部分が混合になりました。また、コースも折り返し点が三越前から大通りの西9丁目まで伸びました。それによって、ゴール間際のスタジアム外周一周がなくなりました。数年前からずっと変更してほしいという声が多かった点が、ようやく現実になりました。

 道東のパイロットマラソンは、雄大な景色の中を延々と走る大会で有名です。私の友人も参加しますが、北海道マラソンでは暑さに負ける彼も、この季節ならいい成績を残せる事でしょう。秋の青空の下、単調と思わず、 “これぞ北海道だ” と思いながら走ってください。

 ずっと大会に出る事が当たり前になっていた私にとって、6月の膝の故障から2つの大会の欠場。さらに今回の手術で1つ欠場。違った視点で自身を分析するには、いい経験になりました。転んでもタダでは起き上がりません。今後をお楽しみに。

 ということで、私は出ませんが、出場されるランナーのみなさん、澄み切った秋空のマラソン大会を思いっきり楽しんでください。私は深層水まつりの会場から応援していますよ~。 写真は2012年の札幌マラソンステージ前の風景です。

秋の深層水まつり

 毎年、岩内町地場産業サポートセンターの駐車場で行われる「深層水祭り」は、7月の最終日曜日でしたが、今年は秋にも行います。今度の日曜日、平成25年10月6日です。

 地場産業サポートセンターでは、私たちのような水産加工や漁業者、農家さんたちを技術的な支援をしてくれる仕事のほかに、深層水を販売もしています。ただ、行政であるために土日は一般販売はしていません。

 では、土日に販売すれば、もっと使ってもらえるのだろうか? 規模は大きくなくても年一度だけではなく、日曜日に無料で使ってもらう日を増やしてみようという発想で、秋にも行う事になりました。

 夏と同じように、深層水の無料提供のほか、新米の無料試食などもあります。もちろん弊社も参加。めんこちゃんやにしんのおかげの試食もできるようにしますので、新米といっしょに試食するのもいいですよ。また、今回は漬物用身欠にしんも販売します。季節的にもぴったりですね。

 漁組婦人部のサケのアラ汁が100円などありますので、お時間ありましたら、ぜひ足をお運びください。写真は7月の深層水祭りの風景です。

取壊される国富の煙突

 以前もこのブログでご紹介をした共和町国富の大きな煙突。その煙突が、地震による倒壊の恐れがあるということで、取り壊される事になりました。

 煙突は、1944年(昭和19年)に完成。69年目を迎えます。弊社の株式会社設立と同じ歴史です。8月下旬から内側の耐火レンガの取り外し作業が行われ、10月からは1日約2mずつ取り壊し、11月末までに終了するとのことです。

 札幌から岩内方面へ向かって稲穂峠を降りてくると、その大きな煙突が見えてきます。そうすると、帰ってきたなと思わせるのは私だけではないはずです。

 故郷にはそんなシンボルというものが存在しますが、皆さんの故郷には、どんなシンボルがあるでしょう?これを見ると、故郷に帰ってきたんだと思わせる建物、景色、臭い・・・・そして、人。