マラソンの年齢別

 中年市民ランナーにとっては、年齢別というカテゴリーを気にしている方は、結構いらっしゃるのでは?

 まだ参加人数が少なかった時のマラソン大会では、40歳以上と40歳未満だけの区切りが多かったように思えます。しかし、昨今のマラソンブームで参加者が増え、その表彰のカテゴリーが増えると、それだけ入賞の確立が高くなると思います。

 特に、39歳から40歳に変わる時、49歳から50歳に変わる時は、チャンスだぞと思うわけです。かくいう私も、来年になったら50歳になりますので、これからは「50代男子の部」になり、順位も上がるのでは?とほのかな期待が膨らみます。

 ところが、世の中そんなに甘くはないのです。同い年で同じ様に思っている人がたくさんいますし、最近では50代で強い人はたくさんいらっしゃいます。それと、当然のことながら、自身の体力が落ちてきている事も忘れてはいけません。

 と、一応謙虚な発言をしておきますが、昨年も自己ベスト更新をしている我が身です。どうか、50代ランナーの皆さま、優しく私を迎え入れてやってください。

 写真は、今年の札幌マラソンの表彰式です。

日没が早くなりました

 弊社の工場の終業時間は夕方4時50分です。終業後に工場から外に出ると、女工さんたちの、「雨が上がって良かったね」とか、「寒くなったね」などと言う会話を耳にします。

 つい数日前までは、工場から出ると明るい空だったのに、今は日没後に帰る事になります。当然皆が言う言葉は、「暗くなったねぇ~」。

 写真は岩内町の海岸通りの西の空です。太陽が沈む場所も、夏は北西の海だったのですが、最近は南西の雷電の方に沈みます。

 確か、東京に比べると今時は20分ほどの日没の違いがあったと思います。もちろん北海道の方が緯度の関係から冬は日没が早いのです。

 東京で学生だったとき、ちょっと天然系の女の子の友人に、「北海道って白夜になるんでしょ?」って言われたことがありました。彼女は北海道に来るにはパスポートが必要だと思っていた人です。ちなみに私の妻ではありません。

身欠にしんの栄養成分

 このブログでは、ニシンで作った味噌状の調味料「にしんのおかげ」の話題が多いですが、弊社の本業は身欠にしん加工です。毎日身欠にしんと数の子を作っているのですが、今日はニシンの栄養成分について。

 一般的なニシンに多く含まれる成分としてあげられるのが、ビタミンA、B2、D、E、カルシウム、鉄、DHA、EPA、セレンといったものです。ビタミンのお話は、たぶん皆さんの方が詳しいので、今回はDHAとEPAについて。

 赤身の魚に比較的多いとされるDHAとEPA。その中でも、ニシンはその含有量が突出しています。DHAはドコサヘキサエン酸と呼ばれ、脳細胞を活性化させる機能をもっています。EPAはエイコサペンタエン酸と呼ばれ、血液凝固防止、コレステロール低下などの機能を持っています。

 平たく言えば、DHAは頭が良くなるぞ、EPAは血液サラサラになるぞと言うことです。お子様には、ニシンを食べて頭がよくなる、お父様には、脳血栓の防止だよと言って食べさせるのです。

 能書きよりも、食べて美味いのが一番ですね。美味くて、食べながらこんないい成分もニシンにはあるんだよとご家族にお勧めください。ということで、今夜のおかずは、一八のソフト身欠にしんですね。ご注文をお待ちしています。

ナナカマドの実

 岩内の町木がナナカマドって知っていました?私は草木の知識がないので、ここで偉そうな事は申し上げられませんが、町内のあちこちにナナカマドが街路樹として植えられています。

 一週間ほど前の暴風雨によって、その街路樹の紅葉も飛んでなくなってしまったのが多いのですが、写真のナナカマドはしっかりと実がついて、葉も落ちていません。

 不思議な事に、この赤い実は、冬もしっかり残っていて、カラスの非常食になっています。他に食べ物がないと、これを食べるといったところでしょうか。

 さて、後ろの建物等を見れば、岩内の方ならばどこなのかお分かりですね。興味があって岩内に観光で来られる皆さまは、道の駅のお姉さんに聞くと、教えてくれるはず(?)です。 言い忘れました。道の駅ではお土産に一八の商品をお忘れなく。

サケトバがいわない広報に紹介されました

 岩内町の広報には、「活かそう!海洋深層水」というコーナーがあり、毎月深層水を使った商品や美味しい料理の作り方などを紹介しています。

 平成23年11月号に、サケトバに有効利用されているとして、町内のミワ本田商店で脱塩水を使っていると紹介した後に、一八興業水産でも使っていると記されています。でも、具体的な表現はありません。

 企業秘密の部分が大きいので、詳細はお話できませんが、味付けをするときに、弊社では深層水(原水)を使い、市販の食塩は使ってません。このほうが、塩角がなく、まろやかな味になるのです。

 弊社のサケトバは、岩内の道の駅限定商品です。いわない道の駅以外では販売されていませんので、岩内に来られましたら、ぜひ道の駅でお求めください。岩内のオスの鮭を使って、この岩内の工場で作ったものです。レアなお土産ですよ。

昭和44年の出火

 昭和44年今から42年前の11月1日、事務所から道路一本を挟んで建っていた工場が焼失してしまいました。私が小学校2年生のときだったと思います。

 工場の乾燥機は今のような電気ではなく、重油を使っており、その着火の不具合から出火をしてしまったとのことです。ずいぶん前の事ではありますが、ご近所のみなさんやさまざまな方にご迷惑をおかけしました事、お詫び申し上げます。その時、子供だった私の記憶を綴ります。

 寝ていた私たち子供は、母の「火事だー!おきなさーい!」という悲鳴にも似た声で飛び起きました。出火した工場と、私たち家族が住んでいた家はすぐ隣にあります。その時点ではまだ火は工場内だけだったものの、時間とともにどんどん火は大きくなり、屋根の高さを超えてしまいました。

 今の事務所に避難して、消防の消火活動を見守るだけなのですが、窓から見える大きな炎を見て、不安な気持ちが駆け巡りました。事務所の時計は夜の11時を回っていました。

 うっすらと雪が降っていました。道路は雪がありましたが、日が登れば消えてしまうくらいでしょう。そんな中、野次馬がたくさん集まってだれかが「さみーけど火であったけえな」(寒いが炎で暖かいな)と言った事が子供心にも悔しくてなりませんでした。

 その夜は親戚の家に泊めてもらいました。翌日、なんとか燃え移らずに済んだ我が家に戻りましたが、白衣を着た人たちが我が家に入り、いろんな調査をしています。焼け跡は焦げ臭さでいっぱい。窓のガラスは融け落ちて団子状態に。

 週明けの学校に行くと、口の悪い友人が、「俺んちまで火の粉が飛んで来たぜ」と私に言います。何も言えずに下を向いていました。

 ちょっとブルーな内容になってしまいましたね。ごめんなさい。私にとって11月1日は、この火事の日を思い出さずにいられません。工場の屋根裏に書き初めを発見しました。今は亡くなった前工場長が書いたものです。先代から火の扱いには注意しろと口酸っぱく言われていたからだと思います。

 災害は忘れた頃にやってくる。備えあれば憂いなし。口だけでなく、実行しなくっちゃ。

岩内の景色について

 先日、岩内の異業種の皆さんとお話をする機会がありました。そこで出た話題のひとつに、岩内には素晴らしい景色や風景があるのに、なぜそれを「売り」にしないのか?と。

 生まれも育ちも岩内の方にとって、岩内の風景は当たり前のもの。それがどんなに素晴らしいかは、他所へ行って初めて分かるのでしょう。

 都会から戻ってきた人が、岩内の良さに再発見する。転勤で岩内に来て、素晴らしいところだと言う人。地元の人は、あまりに当たり前すぎて、わからない。しばらく住んでいると、毎日に流され、感動も薄くなってしまう、なんてことになるようです。

 私も20年前に東京から岩内に戻りました。戻ってくるときに、日本に散らばる友人たちを尋ね、日本をほぼ一周してきました。いろんな素晴らしい場所もたくさんありましたが、戻ったその日、家に帰る前に円山から見た岩内平野の景色を見て、「ここが一番綺麗な景色だよな」とつぶやいた事を、今もはっきりと覚えています。

今年のランニングの冬眠はまだです

 本州では、冬がランニングシーズンですが、北海道では冬はオフ期になりますね。雪の上を走る人は少ないでしょうが、最近は、室内でランニングができる施設が増えたので、せっせとそんな場所を利用している人もいるでしょう。

 毎年、10月下旬の北海道ロードレースで大会出場は終え、それからがランニングの冬眠状態になるのですが、今年はまだ冬眠できません。というのも、仕事で北海道ロードレースに出る事が出来なかったので、11月13日にある、札幌さよならマラソンに出る事になりました。

 不完全燃焼の気持ちがあって、このままシーズンオフはもやもやしてしまうなぁ~と思っていたら、さよならマラソンの文字が。このブログで一度ご紹介した、初フルに挑戦したS氏が釧路へ転勤になり、その送別会も兼ねる事になりました。

 当日は、もしかすると雪の中を走るかもしれません。いやいや、雪虫の中かも。ということで、23日の日曜日は軽く町内一周しました。麦畑も綺麗に刈り取られて、冬を待っているかのようでした。

五つ玉のそろばん

 自称岩内の第2郷土館、一八の事務所2階。あくまでも、「自称」です。いろんな過去のものがあります。ほとんどは、どうでもいいものばかりなのですが。

 今日は五つ玉のそろばんをご紹介します。これは「うちにもあるよ」と商売をやっている方は、なかなか捨てられずにいる方が多いと思います。儲かったときの金勘定は、このそろばんでやっていたから、捨てるとばちが当たるという心理も働くのでしょう。

 弊社事務所にはこんな逸話があります。電子計算機(今の電卓)が出てきた頃、その営業マンが弊社事務所に来ました。当時の番頭さんは、「俺のそろばんの計算と比べて早かったら検討する」と言い、実際に競争すると、番頭さんの圧倒的勝利。あっけなく、営業マンは退散したとのこと。

 今でも弊社社長は、電卓ではなく、そろばんで計算しています。4つ玉ですがね。何を計算しているかって?利益をではなく、借金を、です。あらっ、言っちゃった。

企業誘致のパンフレット

 岩内町には、大浜海水浴場から東を埋め立てしてできた、岩内港工業団地というものがあります。以前は新潟県上越市と結ぶフェリーが存在していましたが、今は残念ながら撤退してしまいました。

 日本全国でいろんな自治体が工業団地の整備をし、工場等を建設してもらい、固定資産税獲得や雇用創出を目指しています。しかし、現実は冷え切った経済の中、新規の企業誘致は岩内に限らず、難しいようです。

 岩内の工業団地に立地すると、岩内町、北海道、経済産業省からのさまざまな補助金や税の優遇処置等の支援メニューがあるというのが、「売り」の文句になっています。詳しくはホームページをご覧ください。

 先日、企業誘致のパンフレットを見せてもらいました。開いてみると、岩内町の空撮写真が。これはなんと素晴らしい。岩内って、とても素晴らしい自然の中にあるんだと実感。

 日本海(サケ・ホッケ・イカ・ヒラメ・アワビ・カズノコ・タラコ・ミガキニシン)と書いてあります。この書き方だと、数の子や身欠にしんが岩内沖で泳いでいるなんて思うのは、・・・・私の妻くらいなものでしょう。